ディスレクシアと言う言葉をご存知でしょうか?
 失読症、難読症、識字障害、読字障害などど訳され、文字の読み書きに困難がある学習障害のひとつです。
 これに似て非なる「ハイパーレクシア」と言う言葉があります。
 これは障害の名前ではなく、幼いのに文字や記号に興味を示し、覚えたりこだわったりする状態を指す言葉です。「過読症」と訳されます。

 ハイパーレクシアは広汎性発達障がいの特徴のひとつとされることがあります。
 書き言葉や文字、記号には詳しく、気に入った特徴的な言い回しを多用する場合がありますが、多くはその言葉の意味を理解していなかったり、会話の中でうまく使うことができない場合がそれにあたります。

 話し言葉やコミュニケーションに苦手さがあっても、成長とともにその能力が育って障がいにはならないこともあります。
 また、後天的に事故や病気でハイパーレクシアになることもまれにあるようです。

 言葉を早くからたくさん覚えると、自閉症や発達障がいどころか頭がいい子供だと感じるかもしれません。
 でも、その場合には会話のし方、特に「なぜ?」「何?」と言う問いかけにどんな風に答えるのか注意してきいてください。
 言語コミュニケーションに難しさがないかが、注目するポイントになります。

 情報は少ないのですが、ハイパーレクシアに触れたブログの記事がありましたのでそのURLをお知らせしておきますので、ご参考までに。

 ブログ「雲ゆく空の」:ハイパーレクシア




:Written by Imaoka