うつ病や統合失調症などを患う方や、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動性障害)などの発達障害を持つ方は、多くの場合掃除や片付けが苦手です(もちろんそうでない方もおられますが)。
アクティブの利用者さんにも、そういう方が沢山おられます。
彼らが自宅を片付けられない理由は様々です。うつ病の方なら「気分の落ち込みが激しい」、「疲れやすい」などの理由が多いですし、統合失調症の方なら「誰かに監視されているので外に出るのが怖い」とか「誰かが私のゴミを漁る」という妄想が理由であったりする場合もあります。
ASDやADHDなどの発達障害の方なら「興味や関心の対象が限定されているあまり、それ以外の事柄に集中するのが苦手」であったり「そもそも部屋がぐちゃぐちゃに汚れていても気にならない」という場合もあります。
理由はそれぞれですが、ご自分で掃除や片付けができない以上、放っておくと後々大変な事になります。隣近所の方々から苦情が出る場合もあります。
だから私たち居宅介護事業所は、そういう方々の支援のために、週1回〜2回ヘルパーさんたちを派遣して掃除や片付けを行なっています。
しかし、これは言うは易しですが行なうは難しです。
というのも、中にはご自宅の片付けをさせてくれない利用者さんもおられるからです。
こちらから見たら部屋の中がゴミで溢れていて、どう見ても不衛生な環境の中で生活しておられるのですが、「部屋を片付けましょう」と提案しても「今はしなくていい」、「また今度」、「来年になったら」とか言って、のらりくらりと後回しにされる方も珍しくありません。
そういう利用者さんのご自宅を強制的にきれいに片付ける事は出来ません。
しかし、そんな方でも、時々何かのきっかけで「やっぱり片付けてもらおうかな」という気分になる事があります。そんな時はチャンスです。そのタイミングを逃す手はありません。すぐさま「それはいいですね!すぐに片付けましょう!」と言って、すぐにヘルパーさんたちを派遣して短期決戦で片付けます。
1番上の写真は、あるゴミ屋敷にお住まいの利用者さんの部屋の写真です。2番目と3番目の写真は、その部屋を片付けた時に出たゴミの写真です。可燃ゴミの袋53袋が出ました。掃除してくれたヘルパーさんには大変なご苦労をおかけしました。![]()
これらのゴミは翌週の可燃ゴミ回収の日の朝、私が捨てに行きましたが、さすがに53袋全部を回収拠点に一度に持っていく事は出来なかったので、何回かに分けて捨てました。なかなか大変でした。![]()
せっかく片付いたので、今後は定期的に掃除の支援に入って、この状態をキープしていけたらと思っています。(H)


