ビタミンCとは

 アスコルビン酸とも呼ばれ、水溶性のビタミンです。ビタミンの中でも最も不安定で、酸素に敏感に反応します。光、熱、空気などによってその効力がすぐに落ちてしまいます。
 皮膚、骨、関節、などの結合組織のために大切なたんぱく質の一種、コラーゲンの合成に欠かせません。怪我や、やけどの回復、傷口の修復を助け、血管を強くし、バクテリアなどの病原菌と戦い、風邪の予防や治療にも大きな働きをします。
 副腎に多く濃縮されていて、副腎ホルモンの合成に必要です。ストレスを感じると、副腎内のビタミンCは急激に多く使われてしまいます。鉄の腸内での吸収を助けます。さらに抗酸化物質として細胞の酸化を防ぐ大切な働きをします。

生理作用

多く含む食品
 新鮮な野菜や果物に多い

影響する器官
 副腎、血液、血管、結合組織(骨、関節、皮膚)、歯ぐき、歯、心臓

欠乏症状
 貧血、歯ぐきからの出血、歯槽膿漏、感染症にかかりやすい(風邪など)、筋肉の衰え、鼻血、消化不良、軟骨の衰弱

薬理効果
 アレルギー、動脈硬化症、高コレステロール、風邪、膀胱炎、低血糖症、心臓病、肝炎、歯槽膿漏、ストレス、毒物中毒、脱毛、虫さされ、アルコール中毒

毒性
ビタミンC、またはアスコルビン酸は毒性は全くありません。体内にはあまり貯蔵されず、余分なものは尿によって排泄されます。(要注意あり。コラムの項を参照。)

必要量
 大人の人のRDAは60mgで、幼児は35mg、1歳から14歳までは50mg、妊娠中には80mg、授乳中には100mgとされています。

注意すること

 血液検査の前に大量に摂取すると、検査結果を狂わせることがあります。妊娠中の女性は一日に最高5,OOO㎎まで。一日に5,OOO~15,OOO㎎以上とると、下痢や、皮膚の炎症が見られる人がいます。



(ニュートリション 川田昭雄/著 JNF日本ニュートリション協会 参照)

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ビタミンとカロチン




 ビタミンAは脂溶性のビタミンで、 自然界に2つのタイプで存在します。 ひとつは最初から、 体がすぐに使えるビタミンAの形になっているものです。 もうひとつは体内でビタミンAに返還される前駆体と呼ばれるものです。

 ・レチノ-ルは動物性食品に含まれているビタミンAです。
 ・カロチンは体内でビタミンAに変換される物質で、 ビタミンの前躯体(プロビタミン)と呼ばれています。 カロチンは植物にしか含まれません。
 ・ビタミンAパルミテート(パルミチル酸)とビタミンAアセテートは合成のビタミンAです。




生理作用
 夜盲症やその他の目の病気を防ぐとともに、ニキビなどをはじめとする皮膚の障害を防ぎます。免疫力を高め、胃潰瘍の回復、環境汚染による影響やガンの発生を防ぎ、特に、各器官の上皮組織の健康維持や修復に必要です。骨や歯を作るためにも必要です。
 脂肪の貯蔵を助け、風邪やインフルエンザ、感染症を防ぎます。細胞の酸化を防ぐ抗酸化物質としても働き、ガンなどの成人病(生活習慣病)と老化を防ぎます。このビタミンがないと、からだはたんぱく質を使うことはできません。
βカロチンは、体が必要とする分だけ肝臓でビタミンAに変換されます。ビタミンAと違ってβカロチンは大量にとっても害がありません。

多く含む食品
 ビタミンAは魚の肝油、動物の肝臓、β-カロチンは緑黄色野菜、人参、アルファルファ、かぼちゃ、
アスパラガス、ブロッコリー、パセリ、ほうれん草

影響する器官
 骨、歯、髪の毛、目、皮膚、免疫組織

欠乏症状
 ニキビ、アレルギー、皮膚のしみ、乾燥肌、目のものもらい、夜盲症、目のかゆみや腫れ、食欲や嗅覚の減退、疲労、脱毛症、風邪などの感染症にかかりやすい。

薬理効果
 ニキビ、アレルギー、関節炎、ぜんそく、気管支炎、糖尿病、湿疹、緑内障、心臓病、肝炎、膀胱、炎、胃炎、偏頭痛、感染症、歯と歯ぐきの病気

毒性
 簡単に排泄されずに貯蔵されることから、1日当たり50,000~l00,000IUを長期間(1ヵ月
か2ヵ月)とった場合や、短期間に大量にとった場合には、毒性が現れることがあります。頭痛、目まい、腹痛、吐き気や嘔吐、そして脱毛が起きることもあります。

必要量
 平均的な大人の場合には、 10,000IU位なら安全です、 抗酸化物質としての働きのためには、 できればベータカロチンとして1日に20,000~30,000IUが最もよい範囲でしょう。

注意すること
 肝臓の悪い人は、ビタミンAのカプセルや、たらの肝油のカプセルを大量にとってはいけません。水溶性に変換された錠剤の形のものをとりましょう。
妊娠中の女性は、25,000IU以上とらないことが肝要です。また子供も、18,OOOIU以上をーヵ月以上続けてとってはいけません。
 抗生物質や下剤、またある種のコレステロールを下げる薬は、ビタミンAの吸収を妨げます。
 糖尿病、甲状腺機能低下症、肝臓や胆のうに障害のある人は、β-カロチンのビタミンAへの変換がよくできないといわれますので、ビタミンAの形でとることです。


※I.U. International Unitの略で、主に脂溶性のビタミンの国際単位として使われる。



(ニュートリション 川田昭雄/著 JNF日本ニュートリション協会 参照)



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サプリメントの成分



ビタミンAとカロチン ビタミンB1(チアミン)
ビタミンC ビタミンB2(リボフラビン)
ビタミンD ナイアシン(ビタミンB3)
ビタミンE パントテン酸(ビタミンB5)
不飽和脂肪酸(ビタミンF) ビタミンB6(ピリドキシン)
ビタミンK ビタミンB12
ビオチン パンガミック酸(ビタミンB15)
コリン 葉酸
イノシトール パラアミノ安息香酸
バイオフラボノイド



二つのピタミン「水溶性と脂溶性ビタミン」







(ニュートリション 川田昭雄/著 JNF日本ニュートリション協会 参照)



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