健康食品とサプリメントの違い | サプリメントの購入体験記

サプリメントの購入体験記

様々な健康上のトラブルに対して購入したサプリメントの体験記です。

 

健康食品とサプリメントは同じものではありません!
日本で「健康食品」とか「健康補助食品」等と呼ばれているものと、アメリカのサプリメントは同じレベルの物ではないということです。
それが、いつの間にか日本の健康食品をサプリメントと呼ぶようになって混同されるようになってしまいました。 その辺りの実態をレポートします。


【この記事は2012年現在のものです。】

健康食品とサプリメントの違い
日本の健康食品とアメリカ製サプリメントは同じではないと言うのは、その品質や信頼性が大きく異なっていると言う事で、これには幾つかの要因があります。

●アメリカ人と日本人の医療に対する意識の違い
●日本の消費者や医療関係者の認識の低さと偏見
●アメリカと日本のサプリメント業界のレベルの違い
●行政機関の対応の違い

アメリカでは1970年代後半に「「マクガバン・レポート」というものが発表されました。
それは毎年増加する患者数と医療費に危機感を覚えた議会がその原因を調査して、まとめたものです。
レポートでは 「食生活での健康維持を軽視してきた。食生活を改善すべきだ。」という結論を出しています。

それ以降、アメリカでは医療に頼り過ぎない「予防医学」が発達し、そのためにサプリメントを日常的に用いることが生活スタイルとして定着していきました。
日本のように国民皆保険制度が無いアメリカの社会背景も相まってサプリメント業界も大きく発展していったのです。
           
アメリカでは、サプリメントは病気にならい為に、健康な人が毎日継続的に摂るべきもので、「保険」のようなものだという考え方があります。
 病気の人には医薬品が必要です。
日本人はサプリメントを、病気になったり、体調の悪い時だけ摂れば良いと思っている人が多過ぎます。

【日本製品との違い】
アメリカのサプリメントは日本の「健康食品」とは異なり「医薬品」とも「食品」とも異なる独自の地位を築いています。
アメリカ製サプリメントは「品質」と「価格」に於いて消費者の厳しい要求を満たすべく、メーカーは熾烈な競争を繰り返し、日本では考えられないほど高品質で低価格な製品が数多くあります。

その為、容器は簡素なペットボトルですが、中身はカプセル一つをとってみても、その原材料にまで徹底的にこだわっていて、植物性のベジタリアン仕様のカプセルを使った製品もあります。
さらには、成分の「標準化」を行ったり、キレート加工やサスティーン加工を施されたものまで存在します。

アメリカ市場に生き残る多くの製品は、合理主義で現実主義、結果主義のアメリカの消費者の厳しい目をクリアした製品といえます。

この事は、例えば大リーグの有名な選手でも結果が出せなければすぐにクビになるというアメリカ社会の厳しい現実があります。サプリメントの世界でも同じ事がいえるのです。

同じメーカーが発売している製品でも種類によって製造中止や廃版となる製品があることを見てもその事がみてとれます。

 日本の「健康食品」はアメリカに輸出していないのは、日本の製造業者はこの事を良く知っているからです。
日本の自動車や電化製品と同様に、日本の「健康食品」がアメリカで受け入れられるかどうかを一番良く知っているのは日本の「健康食品」製造販売業者でしょう。

アメリカではサプリメントの成分などの規制は日本の厚生労働省にあたるFDA(Food and Drug Administration)という政府機関が行っています。このFDAで定める基準は「世界一厳しい!」ということで有名です。

【例外的事項】
では、日本の健康食品が全て駄目なのかと言うと、そうでもなく「発酵酵素食品」等は日本古来からの伝統的な発酵技術を用いた物で、アメリカには無い物ですし、日本で研究開発や発見された物もあるので一概には言えない部分もあります。
そういった製品があれば、筆者もこのサイトで皆様にご紹介していきたいと思っています。

【米国FDAの監視体制と日本の実情】
FDAが定めた基準に基づき製造工場や販売メーカーへの抜き打ち検査を行い、安全性に問題があると見られる製品について市場追放命令を出したり、基準に達していない場合や許可時と異なった配合などを行った場合には、製品の販売停止・業務停止を執行できる権限を持っています。
また、消費者からのクレームの処理も行っています。

故に、アメリカのサプリメントは日本に比べると、公的機関による検査や監視が厳しく、不正を行えば摘発される可能性が大きいのです。
その後に見えてくるのは「訴訟大国」アメリカ、と言う図式であり、製造メーカーはいい加減な事は出来ないのです。

それに対し、日本国内で製造される健康食品は、取り締まる法律が「食品衛生法」という野菜や魚、肉などの販売を規制する法律しか無く、健康被害などの問題が発生しない限り、製造・販売中止になる確率は極めて低いことから、暴利を求めて、いい加減な業者が雨後のタケノコのように跋扈しているのです。

【情報の開示】
FDAはこれら指導を行った内容についてインターネット上などで詳細な報告を行っており、消費者もそれらを容易に確認することができ、それら資料を購入前の判断の一つとして利用することが可能です。

1994年、アメリカ連邦政府は「栄養補助食品健康教育法」DSHEA(Dietary Supplement Health and EducationAct)を可決し、サプリメントを「ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事を補うことを目的とするあらゆる製品(タバコを除く)」と定義し、サプリメントにわかりやすいラベル表示を義務付けています。

最後に、最近の日本国内の「食品の偽装表示」事件の多発問題には、行政の対応の遅れが問題視されていますが、健康食品についても厚生労働省では『「健康食品」の安全性確保に関する検討会』などで取り上げられるようになってきているようです。

 以上、述べてきた内容以外にも日本の「薬事法」にからんで情報の開示が阻害されているという現実がある事を知って頂きたいと思います。  


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