酵素(エンザイム)の話 | サプリメントの購入体験記

サプリメントの購入体験記

様々な健康上のトラブルに対して購入したサプリメントの体験記です。

生物は酵素が無ければ一瞬たりとも生命を維持できません。
生命が存在する為には必ず酵素が必要です。
生命の二大要素は、「遺伝」と「代謝」ですが、代謝の主役は「酵素」です。


酵素は、あらゆる生物の体内にあって、人間には現在約4000種類以上とも言われる酵素が発見されており、私たちの体内では、あらゆる組織にそれぞれの働きに必要な様々な種類の酵素が、今この瞬間瞬間にも刻々と絶えず働いています。
そして、成長、活動、生殖など、すべての生命活動に深く関わっています。
【この記事は2012年現在のものです。】

酵素とは・・

【生きるために絶対必須の酵素】
生物は生きて行くために必要な栄養素を摂取し、それを分解・合成したり、不要になったものを排泄したりと、体の中では絶えず様々な化学反応が行われています。
こういった消化吸収と代謝にまつわるすべての反応を酵素が司っています。

酵素は、生体内で化学反応をスムーズに行う「触媒」の役割をしており、特定の反応を驚異的な速さで進める事ができる物質です。
酵素が無ければ一瞬たりとも生命を維持できません。

【酵素はビタミンやミネラルとの連携で力を発揮】
酵素は、ビタミンやミネラルが不足すると十分な働きができません。
また、ビタミンや亜鉛などのミネラルも酵素がなければ身体の中で十分に働けません。
お互いに持ちつ持たれつの関係にあると言えます。
今やビタミン・ミネラルは、この酵素の働きを助けるという意味で「補酵素」と呼ばれるようになっています。

【一つの酵素は一つの仕事しかできない】
酵素の正体は何かといえば、ミネラルとタンパク質が合体した構造の物質です。
構造の違いにより、様々な種類の酵素が形造られています。

一例としてアミラーゼという酵素は1gでデンプン5トンを15分で分解してしまいます。
また、タンパク質はペプシンという酵素で消化され、1gで牛乳2000リットルのタンパク質を15分で分解します。
このように酵素は人の体温という「低温下」で、驚異的な短時間で化学反応を処理する能力を持つ優れた物質なのです。

人には現在約3000~4000種類以上とも言われる酵素が発見されており、それぞれ単一の働きを担っています。

【熱を加えると変成する】
酵素はタンパク質からできていますから、熱に弱くほとんどの酵素は50~60度の温度で成分が変成して働きがなくなって(失活)しまいます。
ちなみに、私たちがお風呂に入って「熱い!」と感じるのは、「酵素が壊れるよ!」という警告だといわれます。

大げさかも知れませんが人類が進化して火を手に入れて文明が発達し、現在の高度な文明を享受しているその影で、煮炊きした物を食べるようになった人類は、体内の「潜在酵素」を大量に消費しなければならなくなり、その分健康に悪影響を及ぼすようになったとも言えるのかも知れませんね。

余談ですが野生の動物、特に肉食動物は、自分で消化酵素を作ることは殆ど無いそうです。
だから、あれだけのパワーとバイタリティーがあるのですね!
ところが、犬や猫のように人間に飼われるようになると、とたんに消化酵素を作るようになるそうです。

【発酵食品や生鮮食品には酵素が含まれている】
私たちの食生活を振り返ってみると、ほとんどが、煮たり、焼いたり、ゆでたり、揚げたりした食べ物ではないでしょうか?
熱を加えて調理されたものは、酵素が壊れてなくなっています。
食品自体が持つ酵素がないので、消化する為に自分の体内で消化酵素を用意しなければならず、体への負担が大きくなります。
また、加工食品にも酵素は含まれていません。

酵素が含まれている食品としては、生の野菜や果物をはじめ、生肉、生魚や発酵食品等があります。但し、商業的に販売されている味噌や醤油、納豆などは、酵素は含まれていないと思います。その証拠に長期間保存しても殆ど、発酵が進んだり、味が変わったりしません。

余談ですが、西洋では食後に果物などのデザートを食べる習慣がありますが、これは中々合理的な習慣で意味があったんだなぁ。と改めて感心しております。

日本でも「サンマの塩焼きには大根おろし」というのがありました。大根にはジアスターゼという消化酵素が含まれている事は有名ですね!
ちなみに、大根の他に消化酵素が含まれている事で有名かつ代表的な果物にはパパイヤ、パイナップル、キウイなどがあり、これらから作られた消化酵素サプリもあります。

【酵素と酵母と乳酸菌】
これまでの話で、発酵食品には酵素が含まれている、ということを言ってきましたが、発酵食品と言えば「乳酸菌」じゃなかったの?と思われた方も多いと思います。
そこで、すこし酵素と酵母と乳酸菌の違いについて触れておきたいと思います。皆さんもこのあたりの話がややこしいと思われている方も多いのではないでしょうか?

まず、酵母(イースト)とは・・
酵母は酵母菌ともいい、生きた微生物で出芽または分裂によって増え、ほとんどが単細胞で過ごす微生物です。
微生物の中でも高等微生物の真菌類に属し、その菌体内にたくさんの酵素を持っています。
私たちの細胞と同じように核を持ち、同じ酵素、同じ代謝経路を持っています。
古くから私たちの生活に密接に関係し、発酵によりパン、酒類、味噌、漬物などを作ります。

一方、乳酸菌は核を持たず、下等微生物の中の分類細菌に属し、私たちと異なった酵素を多く持っています。一般に乳酸を多く作る菌のことをいいます。

また、酵素は今まで述べてきたように生体内で作られる、ミネラルとタンパク質から成る高分子構造の物質で、体温環境(低温下)で科学反応の触媒として働きます。例えば、たんぱく質をアミノ酸に分解する加水分解酵素とか、体を作っている物質や活動に必要なエネルギーの獲得に重要な役割を果たす酸化・還元反応を促進する酸化還元酵素などがあります。


酵素と老化の関係
酵素については、あまり一般的に広く誰でも知っているということがないように思いますが、なぜでしょうか?
それは、酵素については、過去にも研究する学者はいたのですが、これまでは酵素の原料となるタンパク質を摂取していれば、体内で無尽蔵に作られるものと考えられていたので、栄養学の中では、それほど重要視されなかったからです。

しかし、近年になって研究が進み、酵素をつくる能力には個人差があり、人それぞれの遺伝子によって決まっていて限界があるのだということがわかってきたそうです。

【潜在酵素・消化酵素・代謝酵素・食物酵素】
人それぞれが固有に持っている、一生涯に作れる一定量の酵素のことを「潜在酵素」といいます。
体内で作られる潜在酵素は、大きく分けると、「消化酵素」と「代謝酵素」の二つがあります。

まずはじめに、消化酵素ですが、これは文字通り消化のための酵素で、私たちが毎日食べるご飯や野菜などの食べ物を消化分解し、吸収するための酵素です。
たとえば前述の、唾液の中に含まれているアミラーゼはでんぷんを分解する消化酵素でしたね。

一方、「代謝酵素」と呼ばれる酵素の働きは、吸収された栄養を体内の隅々まで届けて、有効に働く手助け(新陳代謝)を行い、毒素や有害物質を汗や尿として体外に排出します。
また、体の悪い部分を修復し、病気を治癒する働きがあり、さらに免疫力を高める働きもあります。
特に、「活性酸素の功罪」の項でも取り上げたSOD酵素は「老化」と密接な関係がありそうです。

代謝酵素の働きを項目別にすると、
(新陳代謝)(有害物質の除去)(自然治癒力)(免疫力を高める)などとなります。
ちなみに、代謝酵素は一部の例外を除き、人工的に外部から補給する事はできません。

そして、もう一つの酵素があります。
それが「食物酵素」です。
前述したように加熱されてない生の食べ物や、発酵食品には酵素が含まれています。
その食物酵素が含まれた食べ物を加熱(加工)された食品と一緒に食べると、消化が助けられます。

【酵素が不足すると・・】
体内で酵素が不足すると血液が汚れ、様々な症状の元となると言われています。
例えば、デンプンはアミラーゼによって分解されブドウ糖へと変化するのですが、酵素不足により充分に分解されないと、未消化のものは全て体外に排泄されるというわけではなく、未消化の糖がそのまま血液の中に吸収されて、血液をドロドロにして、赤血球どうしをくっつけてしまいます。
未消化のものは全て体外に排泄されるというように単純ならばよいのですが、そうはいかないところが厄介なところです。

具体的には毛細血管の直径より大きい赤血球がドロドロの数珠つなぎ状態になることによって毛細血管の中を通れなくなって結果的に血流、血行が悪くなります。
身体の中に張り巡らされている血管の総長はおよそ10万キロメートルと言われており、そのうち約90%が、毛細血管であると言われています。
ですから、これでは体中の細胞に血液が行き渡らなくなり、様々な障害を引き起こすようになるのも当然と言えるのです。

【消化酵素・代謝酵素・食物酵素の関係】
酵素の無駄遣いをしないことが健康長寿の秘訣です。
前項でも言いましたが、人にはそれぞれ個人差がありますが、酵素を作る能力には限りがあります。
消化酵素も代謝酵素も出所は同じなので、潜在酵素から消化酵素ばかりを作っていると、代謝酵素のほうが不足してきます。

以下は、あくまでも理論的な例としてのお話ですが、
仮に酵素を作る能力を10の人がいるとします。
 その人が、たとえば、サンマの塩焼きを食べるとします。
 そして、それを消化するには、5の酵素の力を必要とするとします。
 しかし、消化を助ける食物酵素が含まれた大根下ろしが付け合わされています。その力を2とします。すると、魚を消化するには、差し引き3の酵素を体内酵素で負担することになり、10のうちの7は代謝酵素のほうに回すことが出来ます。

次に、同じ人が、サンマの塩焼きを2匹一度に食べるとします。
しかも、これには、付け合わせの大根下ろしが付いていません。
こうなると、2匹のサンマの塩焼きを消化するために、10の酵素の力すべてが消化に使われて代謝酵素をつくることができなくなります。
こうなると、どうでしょうか。
免疫力や自然治癒力や新陳代謝の働きを受け持つ酵素である代謝酵素を作る余裕がなくなってしまい、様々な病気にかかりやすくなるのはいうまでもありません。また身体の活性が失われ、いわゆる「元気」がなくなってしまい、見た目にも生気が無い状態になるでしょう。

具体的で身近な例を挙げると、「食後に眠くなる」というのは「潜在酵素」から食物の消化の為に消化酵素を作らなければならないので、代謝酵素の製造がおろそかになり、体が最低限の代謝で済ませようとして眠くなるという訳です。
ところがこの時、消化酵素をサプリメントなどで補ってやると「眠くならない」とか「もたれ感がなくなった」等という実体験があるのです!
勿論、私も経験として実感しています。
 


上の画像は最もポピュラーな製品「バイエムコーソ」です。価格は手頃ですが実力はピカイチかも?
 LIFE STYLE社の消化酵素サプリと共に。
 


発酵酵素食品の老舗ともいうべき「万田酵素」です。高価なのが難点。
 


ベジーエンザイム355
野菜・果物発酵酵素加工食品
2012/9現在販売されていない模様。
尚、ベジーエンザイム355という商品は現在販売されていないようなので、詳細などは、とりあげませんでした。
 

【酵素の働きと体質の問題】
ここで、ぜひ考えていただきたいことがあります。

体の不調を訴えられる方は、体内酵素の働きが弱くなっていると考えられます。
そこで、「体質=酵素力」であるならば、体質的に弱い方こそ、体内の酵素の働きを考慮すべきだと思うのです。
三度の食事は勿論、健康食品やサプリメントなどを摂取する際に、なるべくご自身の「体質=酵素力」に負担をかけないよう配慮する必要があると思われます。
せっかくの栄養分も充分に消化吸収されなかったり、消化・吸収の為に体内の潜在酵素を大量に消費する結果になってしまっては本末転倒と言っても過言ではないでしょう。

このように酵素の働きの面から考えますと、健康食品やサプリメントなどを摂取する時は発酵酵素製品を併用することでより良い結果が得られるのではないかと思います。

世の中には色々なタイプの方がおられます。

例えば、どんなに暴飲暴食をしても、飲酒、喫煙、夜更かしと不摂生を重ねても、病気にもならない方がいます。
そういう方は、病気になりにくい体質であると言えます。

逆に、不摂生もせず、規則正しい生活をしていても、ちょっと無理をすると風邪を引いたり体調を壊してしまう方もおられます。
そういう方は、一般に体質が弱いと言われますね。
つまるところ体質とは何だ?体質を決定づけているものは何なのかと言えば、それがすなわち酵素力であるといえるのです。
体質が強いとか弱いとかいう個々に於ける差は、体内での酵素の働きが強いか弱いか、良いか悪いかということなのです。

 このように、酵素の働きと健康(老化の問題も含めて)との間には、とても密接な関係があります。
したがって、アンチエイジングを考える上では、体質や、加齢に伴う酵素活性の変化を把握しておく必要があります。
歳をとればとる程、ある種の体内物質の合成に必要な原料(栄養素)を補給しても、体内物質の合成に必要な酵素自体の活性が低下するために合成されにくい物質が多くなります。
この問題にどう対処するか、それこそがアンチエイジングなのです。

筆者の「酵素」サプリの飲用体験として、「スタミナ・元気力回復体験記」に具体的な体験談をレポートしておりますので、興味を持たれた方はご一読下さい。  


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