スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

十日(土)
午前二時半に寝る。

午前十一時半に起きる。休日。
修理に靴屋まで。そのあとは麻酔科。左肩から、腕から、手まで来ている。ブロック&トリガー。即効性は感じず。よくなればいいが。
またもNKへ。試着の旅。

十一日(日)
午前二時前に寝る。やっぱり腕がだるいな。

午前十一時前に起きる。休日。
大寒波で雪もチラホラ。出るのが億劫だったが、どうせいつかは出ないといけない。
まずは本籍の神社へ。さすがに空いていた。古札を納めて、新札を購入。
買い出しをすませて一旦帰宅。午後六時に散髪。
歌田年『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』を読む。
形式はハードボイルド。専門知識あり、多彩なキャラあり、派手な見せ場あり、意外なトリックあり……。まァ、最後のほうはちょっとヒートアップしすぎて逆に冷視してしまうような展開だったが、おおむね、こんなもんだろう。

十二日(月)
午前二時すぎに寝る。

午前十時半に起きる。休日。
勉強会でチラホラ会っていたM井サンから連絡があり、来月末にセンセ宅に呼ばれることになった。どういう風の吹き回しかと思ったが、もしかしたら賀状で、僕が何も書けていないことに触れたのも関係しているのかもしれぬ。ちなみにセンセのダンナさんは一時は余命宣告までされたらしいが、誤診だったかで持ち直しているようだ。
さて、何か書かねばな。今度こそだ。しっかし、僕はケツに火がつかないと何もやらんのかね……それはそれで今後のことを考えると問題だが、いまは状況がこうなってしまった以上、やるしかない。
買い出し。

十三日(火)
午前零時すぎに床につく。

午前八時前に起きる。仕事。

十四日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前十時半に起きる。有休。
靴引き取り、買い出し。
一旦帰って夕方からは動物病院。検診。

十五日(木)
午前零時に床につく。

午前八時前に起きる。仕事。
さて、やろう、としても、結局は同じ地点である。

十六日(金)
午前零時に床につく。

午前七時半すぎに起きる。仕事。

 

 

三日(土)
午前一時くらいに寝る。

午前十一時に起きる。休日。
気分転換にNKへ。ブッ飛ばすつもりだったが、たいしたものもなく、人も多すぎて、ほどほどで帰る。

四日(日)
午前一時半くらいに寝る。

午前十一時前に起きる。休日。買い出し。
結局、いい感じかと思いきや止まってしまい、年末年始休暇が終わる。
ま、それは仕方ない。またやり方を変えるべきなんだろうな。

五日(月)
午前零時半に床につく。当然、しばらくは寝られず。

午前八時前に起きる。仕事はじめ。
リズムが変わったからか、とんでもない頭痛。挙げ句の果ては嘔吐。午後十一時にぶっ倒れる。

六日(火)
午前八時前に起きる。回復。寝るのが一番。仕事。

七日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

八日(木)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
小川哲『言語化するための小説思考』を読む。
基本的に、読者は著者のことを何も知らない。まず冒頭で自己紹介、つまりその作品の行き先を明示すべし。
机の前でうなっていても、頭の中だけではいいアイデアは出てこない。
必要なのは、いかにして自分自身を押し殺し、どうしたって限りのある思考の範囲外に出るか。
無理だと放り投げていたことに思い切って取り組んでみよう。あるいは書いてしまったことを軸にして逆算的に話を深掘りしてみよう。自分が思いつきでなんの疑いもなく書いていたこと――たとえば性別なんかは逆転させてみるなど、何事も疑ってかかる。要は、ありきたりな思考の枠外に踏み出そうとする姿勢である。
主張や設定から考えると行きづまる。自分がわからないこと、考えてみたいこと、知りたいこと、書いてみたいこと、つまり"問い"から話を生み出すのもアリだ。
アイデアは発想するものではなく、ふいに目の前によぎるもの、足もとに落ちているものらしい。常に日頃から検討する。無理なら無理で次を考える。ボツの案だって糧になる。
いってることはすべて、わりと腑に落ちた。

九日(金)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

 

 

二十七日(土)
午前三時に寝る。

午前十時半に起きる。休日。
まずは冒頭、クライマックス、結末を決める。身の回りの情報は最大の武器となる……か。当然だわな。

二十八日(日)
午前二時に寝る。

午前十一時に起きる。休日。買い出し。
何気に前から気になっていたプラマンを買う。
大掃除。あとは風呂の掃除も。ほとんど一日がかり。

二十九日(月)
午前三時すぎに寝る。

午前十一時すぎに起きる。休日。
自分には考えすぎる癖がある。治したいと思っていたけど、それを小説のほうに向ければいいよな。なんで向けなかったのか。喫緊の問題ではないからだ。……いや、喫緊の問題だよ。何あぐらかいてんのか。
昨日までに年末のやるべきことはすべて終わらせた。今日からは、やるしかあるまい。
買い出しついでにラウンジでタイプしようかと思ったら、もう年末年始の休みに入っていた。いや、それでよかったかもしれぬ。というのも、トンでもない鼻炎だからだ。たぶん昨日の大掃除で舞い上がったハウスダストのせい。
点鼻薬して昼寝。そして『ドキュメンタル7』をまた観てしまう。

三十日(火)
ジャズ流し、机に向かってボーッとする。いろいろ考える。まだ掴めぬ。
午前一時半に寝る。

午前九時すぎに起きる。休日。
今年もじきに終わるので、先代猫の墓参。買い出し。
今日も考える。しかし、にっちもサッチモ。
まずは短くてもいいから、話を作り上げないと。そこから肉づけしていけばいい。というか思い返せば、長編はそのパターンがほとんどだ。

三十一日(水)
午前一時半すぎに寝る。

午前十時半に起きる。休日。大晦日。
スターク『悪党パーカー/汚れた7人』を読む。
シリーズ七作目。スタジアム襲撃事件で大金を手に入れたパーカーをはじめとする七人。しかし、ひょんなことからパーカーの女が殺され、皆に割り振る予定だった金も強奪される。殺したのは誰か? 金を奪ったのは? 仲間内でも疑心暗鬼が渦巻くが、その犯人は意外な人物だった。今回は後半、怒涛のアクション。この皮肉な結末は作中のパーカー同様、笑ってしまう。
プラマンで書くし、ポメラでタイプもするし、パソコンにも向かう年越し。ふーむ。

一日(木)
あけましておめでとうございます。
午前一時半くらいに寝る。

午前九時半に起きる。元旦。
初詣。やはりというか、センセからの賀状はなかった。このままフェードアウトかな。
昼すぎからは愚弟親子、愚妹家族がやってくる。
夜、机に向かう。昨日から、まァまァわるくないかな、という方向で書き進めている。

二日(金)
午前一時半くらいに寝る。

午前十一時前に起きる。休日。
センセからまさかの賀状が来ていた。内容は普通。賀状を買いに行き、帰って返信を書く。ダラダラと書きそうになったが、ちょっと抑えて。出しに行く。
今日も机に向かうが、うーん……スッといかんな。

 

 

今年を総括するしかない。

冬――。
ひさびさに開催された元ゼミの旧知たちとの勉強会は大変タメになった。
完成させた貴賎はKS賞へ。

春――。
ここから負のロードがはじまった。
書けぬ。まったく、書けぬ。
教則本なんかも片っ端から読み漁る。が、どこかに起死回生の答えがあるわけでもない。さらには神頼み、利器頼みまでする始末。
その一方、去年からちょくちょく跛行の症状が見られていた飼い猫に春先、突如として異変が……。
跛行どころか片脚が動いておらず、擦り傷のような謎の炎症ができていた。血栓の疑いすらあったが、病院で診せてもハッキリした診断は得られず、たんなる関節症の可能性も高い……とのことだった。
注射を打たれ、じょじょに脚は動くようになったが、このころから猫の食欲が一気に減退。メシはいろんな種類のものを用意し、あの手この手で与えていくことに。
そのかたわら、十年ぶりに"オヤジ"と会う。愚妹親子、愚弟親子もつどっての会食。良き会であった――。
いやいや、そんなことは、もはやどうでもいい。
四月の末……あれはGW直前のこと、猫の調子がまたもや悪化する。
左後ろ脚の炎症は治りきらず、前脚はガニ股、歯も欠け、メシや水の摂取量がまた落ちていた――が、何より問題視されたのは、呼吸が速く、荒いこと。
猫にとっては命取りの病、肺水腫だった。
一日でも診せるのが遅くなっていたら、手遅れになっていたらしい。
呼吸が変に感じたら、すぐ病院へ! これは猫を飼っているすべての人たちにいいたい。
それからは毎日が投薬、毎週末は動物病院通いである。感染症、関節症、痛み、食欲アップなどに効く注射……とにかく注射まみれ。体重の増減、体調の微妙な変化に一喜一憂する日々。
僕自身にも持病がある。狭心症だ。休みの都合もついたので、ちょっと大きめの病院で検査。造影剤を投与しての心臓CTを撮る。こちらはまったくもって問題なかった。あきらかな症状が出てるのに、何も問題ないというのも怖いが。
貴賎は撃沈したので、KMS賞にすべり込みで送りつける。

夏――。
賞関連で先方と話す機会があり、はじめてのことだったのでチト舞い上がったが、終わってみりゃ、なんだったんだって話。
猫は肺の水が抜けてきていたが、体重もじりじりと減っていく。
仕方ない……これも老化現象だ、いわば下げ止まりの状態だ、完全に元には戻らなくても、できるだけ普通の、穏やかな生活を送ってくれたらそれでいい……と思っていたところ、またも大変なことになる。
突然、脇腹の皮膚がベロンと広範囲にわたって剥けてしまったのだ。ほとんど治りかけていた左脚にも新たな炎症が見られ、緊急通院。腎臓病から来る皮膚炎だろうとのこと。まるで服のようなネットを身体に巻きつけられる。
それから数日も経たないうちに――ふたたび悲劇。
身体を覆うネットも無意味なほど、どんどん身体の皮がめくれはじめ、血まみれに……。
結果、猫は助からないという診断をくだされた。
安楽死という選択肢すら提示される。ふしぎなもので僕自身、そういう日は近いと覚悟していたはずなのに、いざ目の前に揺るぎない現実を突きつけられると、まるで受けとめきれなかった。血の気が引いて倒れそうになる。心のどこかで、まだ自然死の可能性を信じていたのだ。
身体の機能はほぼ失われるが、鎮静剤を打って、最期のときが来るのを待つことにした。
家に連れ帰ったが、鎮静剤が切れるたびに狂ったように暴れ回り、手に負えず……結局、入院させることになった。
入院して二日後の七月三十日、猫は息を引き取った。
生後三ヶ月から十五年間をともに過ごした猫だった。死に目に会えなかったのは残念だったが……本当に、よく頑張ったな。きっと最期の数ヶ月は、ずっとしんどかったんだろう。ありがとう。天国で、安らかに。
……その一ヶ月後に、まさか新たな猫がやってくるとは思いもしなかった。
トムの登場である。

秋――。
先代猫とはちがい、トムはまだゼロ歳で、アメリカンで、とんでもないゴンタ坊主である。これはこれで手に負えないが、比べては失礼だ。……いや、そうは思いつつも、やはり比べてはしまうのだが。
親族一同で万博へ。

冬――。
ずーっと……ホンマにずーっと……理屈をこねくり回して、何も書いちゃいない。大いなる恥。
全然、時間がないと感じる。でも、それは嘘だ。最近思うのは、やはりセンセの勉強会がなくなったいま、"期限"というものがなくなってしまったために、何かに迫られることがなくなってしまったために、腰が入らないのだろう。シンプルな理由だね。そりゃセンセの会がなくとも貴賎は書いていたけども、今回は事情がまるでちがう。もっともエネルギーのかかるのが"初動"だからな……。
さて、今年はものすごく低い点数をつけるところだったが、先代猫が天に召された年に点数をつけるなんて野暮なことはできない。
初の採点なし!
みなさん、よいお年を!

二十日(土)
午前一時半くらいに寝る。

午前九時すぎに起きる。休日。
先日、第二子の産まれた愚弟宅へ。
買い出し。タイプを叩いてみる。

二十一日(日)
午前一時半に寝る。

午前十時前に起きる。雨。休日。
徒歩で近場に買い出し。
タイプに向かっている。M-1を観る。

二十二日(月)
午前零時半すぎに床につくが、牛乳の飲みすぎで何度もトイレに起きる始末。

午前八時前に起きる。仕事。
書けそうだから書くんじゃなく、面白そうだから書くのだ。面白くするためには苦労は厭わない。センセの最後の言葉は、推理モンをやれ、だ。書けそうなものを書くんじゃない。死ぬほどつまらんくなるぞ、それは。何度も陥った罠だ。

二十三日(火)
午前零時半くらいに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
スターク『悪党パーカー/死者の遺産』を読む。
シリーズ六作目はかなりの異色作。
かつての仲間であるジョーから救いを求める手紙を受け取ったパーカーは、田舎町で隠居生活を送る彼のもとへ。殺すつもりだったが、すでにジョーは死体と化しており、彼の遺産を狙う悪徳警官に目をつけられる。
田舎町から身動きの取れなくなったパーカーは知恵を働かせ、時を同じくして町にやってきた錠前師、ジョーを殺した隣人の青年、悪徳警官らをまとめて制裁する。しかし、予期せぬところで足がつく……。
うーん、このあとの展開が気になる。

二十四日(水)
時間がない時間がないというが、日中考えたらいい話であって。書くよりも考えるのが仕事なのだから、机の前じゃなくてもできるだろう。
雨。午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
何かないかと辞書ひらいたり、勝目梓の独白形式の短編を二つほど読んだり……。つまらなかったら、ちょっと目線を変えてひねりを加えるしかない。

二十五日(木)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。雨。仕事。
あっという間に年末だな。これ、何もしなけりゃ、あっという間に人生終わるぞ。はてさて。

二十六日(金)
午前一時前に寝る。

午前八時前に起きる。仕事納め。

 

 

十三日(土)
午前二時くらいに寝る。

午前九時前に起きる。休日。
動物病院で定期検診。特に問題ないが、気性の荒さは遊ばせすぎの可能性も。
買い出し。

十四日(日)
『ドキュメンタル9』を観る。
午前二時前に寝る。

午前十時すぎに起きる。休日。買い出し。
『ドキュメンタル10』を観る。

十五日(月)
午前零時に床につく。

午前八時前に起きる。仕事。

十六日(火)
午前一時半くらいに床につく。

午前十時前に起きる。有休。
予約していた耳鼻咽喉科。もう風邪の症状はない。そしてクニヒロが復活したから、鼻炎薬もいらないといえばいらないのだが。
そのあとは麻酔科でトリガー。薬もリロード。
買い出し。
ふと思い出してセンセのサイトをのぞいてみると、一ヶ月以上更新が止まっていた。よくよく見ると、センセのダンナさんが大変なことになっているとのことだった――詳細は不明だが。無念。
蒙古タンメン。麺がうまいな。
『ドキュメンタル13』を観る。

十七日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
午前零時前に床につく。

十八日(木)
午前八時前に起きる。仕事。
クーンツ『ウィスパーズ』下巻を読む。
ブルーノの正体が明かされていく後半。血も涙もない男が、なんとも哀しい過去に囚われていたことがわかる。たんなる悪役にしないのがワザだな。しかし、この小説は……長かった。もっと短くしてもよかったのでは。

十九日(金)
午前零時半すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

 

 

 

 

六日(土)
午前三時に寝る。

午前十時くらいに起きる。休日。
麻酔科。エコーブロック&トリガー。
買い出し。試しに足を踏み入れたことのない喫茶店に入り、コーヒーでも飲みながらタイプしてみる。こういうスタイルってよく聞くものの、絶対集中できないと思い込んで敬遠していたが、やってみるとそれ以外にすることがないから、とんでもなく集中できた。思いつきで書き出しを二、三枚。もしかしたら、ハマるかもな。店の環境もいい。
帰ってきたら、愚妹親子がいて、てんやわんや。
その間、某サイトでアップ作業。予定していたものはすべて終わらせた。これで心置きなく新作に取り組めるというわけだ。

七日(日)
午前一時半くらいに寝る。

午前十時くらいに起きる。休日。寒すぎる。
買い出し。ラウンジで五目炒飯とアメリカンをいただき、一時間半ほどタイプ作業。全体の流れを決めたいんだけどな。
最強の鼻炎薬クニヒロが長らく生産中止となっていたが、今日トムの子猫用パテを買うためにアマゾンをのぞいたら復活していた! 公式HPを確認すると、十月から生産を再開したとのこと。いやはや、よかった。素晴らしい。

八日(月)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。もう朝は布団から出づらい。仕事。

九日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。ホントに出づらい。仕事。
半休を取って、先日会社で受けられなかったインフルエンザの予防接種を近くの病院まで受けに行く。そのあとはぶらぶらと古本屋へ。三冊ほど購入。しかし、ここでも外国人が働いているのは意外だったな。
午前零時前に床につく。

十日(水)
午前八時前に起きる。仕事。
ひさびさに福毛発見。いいことあるかな。

十一日(木)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
クーンツ『ウィスパーズ』上巻を読む。
ハリウッドで成功した脚本家・ヒラリーは、かつての取材先の醸造所のオーナーであるブルーノという男に、家に忍び込まれて強姦されかける。が、ヒラリーは持ち前の機転でブルーノを返り討ちにし、死に至らしめた。一方、脱走した連続殺人魔を捜査するトニーは、ブルーノの強姦事件も担当することになり、ヒラリーと親密になる。ブルーノは死に、殺人鬼もトニー自身が射殺した。ヒラリーとトニーの未来を阻むものは何もないと思われたが……。
おいおい、どうなるんだ、これ。

十二日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
帰りに景気づけのTBT。約一年ぶり。停滞しているなと感じるときはこれ。
ぐるっと回って、なじみの傾城Nへ。三十分二万一千円。てっきり値上がりしたと思い込んでいたが、安くないか?
欲望と人情の町……TBT。定期的に来ないとダメでしょう。

 

 

二十九日(土)
午前一時すぎに寝る。

午前九時すぎに起きる。休日。
耳鼻咽喉科。どうも微妙に風邪気味なのがつづいていて、ここ最近はずっと風邪薬を飲んでいるせいか下痢状態でもある。診てもらうと、だいぶよくなっているとのことで、薬も減った。整腸剤も出る。
麻酔科。薬とトリガー。買い出し。
高野和明『乱歩賞作家の創作術』を読む。
ほぼエッセイ集。無駄な話も多いが、得られるものもある。とにかく、考えまくれってこと。それだけ。
午後十一時半に寝る。

三十日(日)
午前九時半に起きる。よく寝た。休日。
散歩。寺は伐採工事のため、猫の姿はなかった。どこかに隠れているのだろう。帰りにキムチを買う。
午前零時前に床につく。

一日(月)
午前八時前に起きる。仕事。
午前零時前に床につく。

二日(火)
午前八時前に起きる。やっぱりこれくらいの睡眠時間がベストか。仕事。

三日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
ついに現代版ワープロのポメラが届く。

四日(木)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。急に極寒。仕事。
伊岡瞬『悪寒』を読む。
地方に出向させられた中年男。会社内の派閥争い、離れて暮らす家族とのすれ違い。物語は、彼の妻が、彼の上司を殺したという衝撃によって唸りを上げて進んでいく。家族の絆がテーマだ。そしてドンデン返しも見事である。

五日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

 

 

 

二十二日(土)
午前二時前に寝る。

午前九時に起きる。休日。新聞を取りはじめた。
動物病院。トムの定期検診。なんら問題なし。ふだんはヤンチャ坊主でも、外ではおとなしい。
形成と名医。薬をもらう。買い出し。
スターク『悪党パーカー/襲撃』を読む。
三方を山に囲まれた辺境の町を襲撃する計画を、セミプロのエドガーズが持ちかけてきた。パーカーは一抹の不安をおぼえながらも、その話に乗り、計画を実行に移すが……。私情に駆られたエドガーズの町に対する復讐。さらには肩を並べるプロと認めていたグロフィールドの暴走。命からがら逃げ出しても、まだ安心できぬ、息詰まる潜伏。グロフィールドの連れ出した女の意外なしたたかさ……。
一気に読んでしまうほど、何もかもが面白い。そんなパーカーシリーズ五作目。

二十三日(日)
午前一時半に寝る。

午前十一時に起きる。休日。
クリーニング出したり、新刊で本を二冊買ったり、午後ティー四本買ったのに一本分しかレジが打たれていなかったり。
ペットショップに行って、子猫用のカルカンを買う。その際、トムと同期でずっと売れ残っていたブリティッシュショートヘアーのケースに『新しい家族が決まったよ!』のシールが貼られてあるのを見つける。よかったよかった。

二十四日(月)
あら、ザンク(三十九歳)になってやがる。いやはや、すごい歳だな……それにしても。
午前二時くらいに寝る。

午前十時に起きる。休日。
NY、毎年祝福メールありがとうな! なんと日記はいまも読んでくれているようで、なぜか、こそばゆい感じがした。
買い出し。
朝宮夕『アフターブルー』を読む。
納棺師の話。お仕事小説かな。現場の描写だけならノンフィクションだが、そこにちょっと暗い過去を持つキャラクターたちがいて、慰め合い、この仕事をしている理由が語られ、カスハラにも毅然として対応する信念のようなものが描かれる。ほとんど山らしい山はなく、淡々と。終わりよければすべてよし?
午前零時前に床につく。

二十五日(火)
午前八時前に起きる。雨。仕事。

二十六日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
K田サンから某文学賞の落選通知が届く。そういえば、聞くところによるとH君も全然ダメだったらしい。ふーむ。

二十七日(木)
ストーリーに対する、愛、が足りていない。
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。布団から出たくなくなる季節やなあ。仕事。
とにかく、死ぬほど考えること、以外には何もない気がする、結局。
午前零時前に床につく。

二十八日(金)
午前八時前に起きる。仕事。

 

 

 

十五日(土)
午前二時くらいに寝る。

午前十一時くらいに起きる。休日。
散髪、買い出し。もうなんでもいいから手を……と思いはする。

十六日(日)
午前一時半に寝る。

午前十一時に起きる。休日。
徒歩で買い出し。寺に立ち寄ると、いつもの猫と、新顔もいた。
午前零時前に床につく。

十七日(月)
午前八時前に起きる。仕事。
スターク『悪党パーカー/弔いの像』を読む。
パーカーのピストルを盗んだ強かな女とその父の依頼で、フランスの僻地から消失したといわれる価値ある小像の一つを奪う計画を立てる。実行に移していたパーカーたちは、メンロという共産圏から送り込まれたスパイをめぐって別組織と鉢合わせになる。組織の狙いは像ではなく、カネだった。パーカーは組織の人間を射殺し、メンロを一時的に味方につけて小像と大金を狙うが……。
シリーズ四作目か。ホントに、面白い。常に面白い。毎回、興味深いモチーフを出してくるし、四部構成のうち一部に敵役の視点が入るのがいい。緩急が素晴らしいんだな。
午前零時前に床につく。一度、初心に帰ろう。

十八日(火)
午前八時前に起きる。仕事。
同じようなものばかり書いていても仕方ない、か。
午前零時前に床につく。

十九日(水)
午前八時前に起きる。仕事。

二十日(木)
午前零時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

去年の日記を読み返す。ほんとに、つまらんつまらんといいながら、こねくり回してるな。いまと変わらない。そこからよく打開したものだ。時間を忘れてやるまでに。

二十一日(金)
午前零時半くらいに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

無残な過去に執着するのは、前を向いていない今しかない。

自分が読みたいモンを書くってのが初期衝動だろう。何かを吐くとき、それはまず、自分自身が至極面白いと思っているから吐くのだ。何事においても、自分自身をまず満足させるのが大前提ってことだ。