昨年まで2年連続最下位の横浜は、18日の阪神戦(横浜)に敗れ、また単独最下位に。尾花新監督が掲げる「アナライジング・ベースボール(分析野球)」はどうなっているのだろうか。
尾花監督が繰り出す“奇手”は、ときに横浜ナイン自身をも驚かせている。18日の試合の6回にも、阪神2番手の左腕・筒井に対し、代打に左打ちの稲田を送った。対左投手には右打者が有利?とのセオリーを覆す起用。結果は二ゴロに終わったが、杉村打撃コーチは「稲田の場合、対左投手の方が相性がいいというデータがあったから」と根拠を説明した。
これはまだ序の口。14日の中日戦では、相手先発の左腕・小笠原に対し、「左打者の方がシンカーを投げにくい」(尾花監督)との理由で、スタメンに左打者5人を並べ、まんまと5回までに8点を奪ってKOしている。このとき、セカンドが本職の新外国人カスティーヨに来日以来初めて右翼を守らせるという荒業を使っていた。
「カスティーヨは1週間前から遊び半分で外野ノックを受けさせていて、そこそこにこなせることはわかっていた。聞いてみると、(母国の)ベネズエラのウィンターリーグで守ったことがあるというんだ。攻撃重視の布陣なら、ありということ」と明かしたのは井上外野守備走塁コーチ。担当者として内心ヒヤヒヤだったはずだ。
さらに翌15日、前日は打撃不振でスタメン落ちしていた吉村をセンターに配置。右翼が本職の吉村にとって2006年以来4年ぶりのポジションで、「ほとんど練習もしないまま守ったので、不安はあった」のが実情。しかも左翼はスレッジ、右翼はカスティーヨと、おせじにも動きが良いとはいえない2人に挟まれ、右に左に大忙しだったのだ。
井上コーチは「打撃好調の藤田を遊撃で使うための布陣。そうなると、普段遊撃の石川はセカンド、セカンドのカスティーヨは右翼に回る。吉村にとってはおもしろくない起用かもしれないけど、あいつも昨年まで将来の主砲として右翼のポジションを与えられていたが、今年はチームが変わろうとする中で奪い取らなければいけない立場。本人にもそういう話はした」と説明する。
セオリーにはこだわらず、ときには“肉を切らせて骨を断つ”リスクの高い戦法もいとわない。動きはじめた尾花野球がこれから、どこまで浸透し、機能するか…
尾花監督が繰り出す“奇手”は、ときに横浜ナイン自身をも驚かせている。18日の試合の6回にも、阪神2番手の左腕・筒井に対し、代打に左打ちの稲田を送った。対左投手には右打者が有利?とのセオリーを覆す起用。結果は二ゴロに終わったが、杉村打撃コーチは「稲田の場合、対左投手の方が相性がいいというデータがあったから」と根拠を説明した。
これはまだ序の口。14日の中日戦では、相手先発の左腕・小笠原に対し、「左打者の方がシンカーを投げにくい」(尾花監督)との理由で、スタメンに左打者5人を並べ、まんまと5回までに8点を奪ってKOしている。このとき、セカンドが本職の新外国人カスティーヨに来日以来初めて右翼を守らせるという荒業を使っていた。
「カスティーヨは1週間前から遊び半分で外野ノックを受けさせていて、そこそこにこなせることはわかっていた。聞いてみると、(母国の)ベネズエラのウィンターリーグで守ったことがあるというんだ。攻撃重視の布陣なら、ありということ」と明かしたのは井上外野守備走塁コーチ。担当者として内心ヒヤヒヤだったはずだ。
さらに翌15日、前日は打撃不振でスタメン落ちしていた吉村をセンターに配置。右翼が本職の吉村にとって2006年以来4年ぶりのポジションで、「ほとんど練習もしないまま守ったので、不安はあった」のが実情。しかも左翼はスレッジ、右翼はカスティーヨと、おせじにも動きが良いとはいえない2人に挟まれ、右に左に大忙しだったのだ。
井上コーチは「打撃好調の藤田を遊撃で使うための布陣。そうなると、普段遊撃の石川はセカンド、セカンドのカスティーヨは右翼に回る。吉村にとってはおもしろくない起用かもしれないけど、あいつも昨年まで将来の主砲として右翼のポジションを与えられていたが、今年はチームが変わろうとする中で奪い取らなければいけない立場。本人にもそういう話はした」と説明する。
セオリーにはこだわらず、ときには“肉を切らせて骨を断つ”リスクの高い戦法もいとわない。動きはじめた尾花野球がこれから、どこまで浸透し、機能するか…