スポーツＨＯＵＲ：サッカー 徳島ヴォルティス、きょう「四国ダービー」 ／徳島

　◇攻撃力アップし波に
　サッカーＪ２の徳島ヴォルティスが好調だ。今季は３年ぶりの開幕戦勝利を挙げると、そこから４連勝と波に乗り、５試合を終えた現時点で順位は４位。悲願のＪ１昇格へ向け、サポーターの期待も高まる。１７日には鳴門市のポカリスエットスタジアムで愛媛ＦＣと今季初の「四国ダービー」に挑む。
　昨季は、Ｕ－１９などで日本代表に選ばれているＭＦの柿谷曜一朗選手を期限付きレンタル移籍で獲得するなど選手補強し、コーチ陣も一新。その結果、１９勝１７敗５分で１８チーム中９位だった。今季も、ＤＦの平島崇選手ら新戦力の活躍もあって、０８年まで３年連続再下位だったうっぷんを晴らしている。
　今季のチームは攻撃力がアップ。その要因の一つとして、中盤ラインのスピードがアップした。積極的な攻撃につなげるために目標とする、「素早い攻守の切り替え」が形になりつつある。先月６日の開幕戦でも、右サイドを上がった平島選手からのクロスで柿谷選手が決勝点を決めた。
　ＦＷ陣の活躍も注目で、津田知宏選手はここまでの５試合で３得点、平繁龍一選手も２得点を挙げている。
　ダービーの相手、愛媛ＦＣは堅守が特徴。Ｊリーグに参入して以降の対戦成績は６勝６敗２分けのイーブンで、美濃部直彦監督は「リーグ戦はどの試合も大切だが、ダービーとなれば思いは強く、負けられない」と意気込みを見せる。１７日は午後２時、キックオフ。午前１０時半から会場周辺でさまざまなイベントも開かれる。【山本健太】

４月１７日朝刊



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