出来て当たり前 出来ないとダメ 才能だとか関係ないんだ

 

 

 だって俺は障害者の弟の健常者の兄で、エリートの父さんの子で

 家族に弟の障害という「過不足」に「一般家庭の幸せ」という付加価値を提供する事で埋める事と  優秀な遺伝子の期待に応えるという命題があるのだから


難しい事ができなきゃ行けないんだ 優秀な父さんの子であり障碍者の弟の兄である俺は 一般人が出来る事以上は出来ないといけないんだ 全てのことができて当たり前なんだ だって健常者の上にエリート家系なんだから 



 じゃないと俺に何が残る なんの価値がある

ただの俺に価値なんて無い あるわけがない
アドラーの非の打ちどころの無い核心を突いた自己受容やブッダの不純物の無い悟りを持ち出そうと

俺はそれではダメなんだ 無理だ 出来ない やろうとしたけど 


自分の弱さを受け入れる?何も持ちえない凡庸で特別でない自分を受け入れる?ふざけんな誰もそれを肯定しなかったのにどうして今更俺がそれを自分にしてやらないといけないんだ

弟が出来ない分、父さんが出来る分、俺がその2人分以上の事を出来ない何になるんだ
弟は当たり前の事が当たり前じゃないから「当たり前を出来たら褒められる」 俺は当たり前が出来てもそれは当たり前だし父さんが当たり前以上を出来るから俺はそれを超えなきゃ価値はないんだ でないと家族という小さな枠の中ですら何者にもなれないんだ

なんの価値もないんだ 才能がないと 凄いことができないと 誰からも褒められない
なけなしの優しさを振り撒いて礼儀正しくしてそしたら大人は喜んでくれて、褒めてくれて、でもそんなことは俺じゃなくても出来るんだ俺以外でも務まるんだ だってただ都合の良い存在を演じるだけなんだから

何故俺だけを見て褒めてくれないんだ 何故作った外面だけの偽物の俺を評価するんだ 何故だ


 

 

オイ、お前いまおれをバカだと思ったろ 

 

 

 

自分が恵まれている事も愛がある事も理解出来ない分からず屋だと思っただろ 世間はそう言うよな そう言う風にしか俺の状態を捉えないよな 

 

ふざけんなよ

 

 


頭では分かってる ↑上に書き殴った全ての感情や思考は認知の歪みであり、原因論に縛られ自分の在り方も自己決定も制限し、自己受容もままならない状態に自分を追い込んでいる自殺行為で、

               

                  客観的事実として無償の愛を親から受けていて環境的にもかなり恵まれていて
                にも拘らずそれを享受出来ず視野狭窄していて主観的な世界に身を投じてしまっている何て事


でも心で分からないんだ どうしても分からないんだ 世間の人間は俺をただの贅沢なガキだとバカにするだろうが 小さい頃から愛されてることくらい理解している 

                 しっかりと愛情は「観測」出来ている

                   でも心で分からないんだ 

 

何度そんな愛の不在感をうるさく唱えてくる分からずやの自分を論駁しても

                            

寂しい、空しい、欲しい、嫌だ、納得できないと泣き喚いてうるさい

まるでショーウィンドウに閉じ込められたそれに触れることはできずただそれの発する温かな眩しさに憧憬の眼差しを送るだけの子供のように

 

いざ生でそれを抱き抱えてこられても受け取れない 扱い方が分からず「自分が」不用意に触れたら崩れるとても脆く頼りないものに感じてしまう
 

誰かを愛することはできるのに

愛され返したらどうすれば良いかわからない

中途半端な自分 

 

 

 

 

「理解しているのに分からない」という矛盾を感じる度に


恵まれた環境に対しての自分の状態のギャップを直視する度に  分からない 

 


世の掲げる道徳だの倫理だの思いやりだのみたいな隣人愛的思想が嘘に見える 嘘にしか感じない 



でも辛いとか寂しいとか周りに言って伝わるわけが無い だって皆、社会基準や一般論の生徒なんだから俺が何を言おうと俺の家庭環境、社会水準という一般公式に当てはめられ俺はただの贅沢で我儘で傲慢で甘やかされたガキという風にしか見られないんだから

こんなの誰にも共有出来るわけないだろ 羨ましかったよ複雑な家庭の奴や分かりやすい外傷を抱える奴はその痛みや苦悩こそ想像を絶するものなれど傷を傷と言ってもらえるんだから発言を認めて貰えるんだからその一点に関しては羨ましかったよ

 

 

俺が痛いと言ったら「ただの恵まれた甘ちゃん」になるから そうじゃないように振る舞い健康的でバカなクソガキと思われた方が傷の上に更なる「自己矛盾という傷」を負わずに済むから 傷を見せても痛みに寄り添われずどころか傷とも見做されず雑菌まみれの臭い唾をこれで充分だと言わんばかりに吐きかけられるんだから


認められるわけないだろ 周りの人間のことも 自分の傷も 

何が傷や痛みを理解しろだ こっちはしたくないんだよ だってそっちがしないんだから 社会は俺に寄り添わないくせに俺には寄り添うことを求めてくる 気持ちが悪い でもわかってしまう自分が悔しい 気持ち悪い 許せない 自分すらも自分の味方が出来ないのか

        こんな不条理が あって良いはずがない ふざけるな


災害以外の何者でも無い 社会基準は津波だ 俺の声も実存も何もかもかき消して飲み込んで黙らせてくる 自己満足の感情論で自慰の捌け口にしてくる 

全員敵だ じゃないと俺の内在世界での辻褄が合わない 客観的にはそうで無いことは分かっているがその客観的事実と主観的事実の二律背反が自己矛盾という酷い船酔いと船上の酔っ払いという蔑称を与えてくるから

 

もう前進するのに疲れた