長生きの住処は?持ち家・公的賃貸住宅・民間賃貸住宅 | 心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

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民間の賃貸住宅に比べ、公的な賃貸住宅に住んでいる 高齢者は9年間の死亡リスクが28%低い 持ち家が最も死亡リスクが低く、次に公的な賃貸住宅が低い
https://research-er.jp/articles/view/132688

対象と方法
日本老年学的評価研究(JAGES)が65歳以上の高齢者を対象とした、自記式郵送調査を用いました。9年間(2010-2019年)追跡可能、性別、年齢、住居変数に欠損無し、日常生活動作が自立している44,007名のデータを用いて、死亡リスクを分析しました。

結果
追跡調査期間中に、10,638人(24.2%)の死亡が発生していました。検証の結果、持ち家に住む高齢者で、死亡リスクが最も低い結果でした。一方、3種類の賃貸住宅に住む高齢者のうち、所得など関連が考えられる要因を考慮後も、民間賃貸住宅やその他の賃貸住宅に比べ、公的賃貸住宅に住む高齢者は、死亡リスクが最も低いという結果でした。賃貸住宅間で死亡リスクを比較した結果では、公的賃貸住宅に住む高齢者の死亡リスクは、民間賃貸住宅に住む高齢者と比較して低いという結果でした。


なんででしょうね。
考察には、『より良い近隣環境は、健康や健康行動に良い影響』ていどのものしか書いていません。
まったく根拠なくいうとすると、「安心感」のような気がする。

住宅で思いついたのですが、高台などにある住宅で、玄関から道路まで長い階段を要することがある。
高い台で、高い位置に住居部分があり、景観は良いし、静かだし、階段は運動になる。
ただ、足腰が悪くなったり、急な疾病で歩行困難になったりすると、外出の阻害要因になってしまう。
年代や、体調、金銭的問題で、「よい環境」というのも変化する。