アルコール依存症は平均寿命52歳。知ってほしい精神依存と身体依存。 | 心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

交流分析やサイコドラマ・心理学について書いています。また、好きな本の引用など。

今更感のあるアルコール依存の記事です。(記事抜粋を最後に紹介)

会社を退職して、これからの人生を考える時に、

時間を持て余して飲酒行動が強くなる人がいます。
それまでの飲酒に加算して、欲求が強まり、
幻覚・躁状態で専門病院への長期入院や施設生活となることもある。
本当に、残念でもったいないので気をつけてほしい。

ちなみに、受診、入院した患者数です。

平成28年度 依存症の患者数(NDB)
○ ギャンブル等依存症の患者数
外来 2,929人 入院 261人
○ 薬物依存症の患者数
外来 6,458人 入院 1,431人
○ アルコール依存症の患者数
外来 95,579人 入院 25,606人

断トツにアルコール依存が多いですね。
日本では、他の薬物が比較的厳重に禁止されているため、
多くなるのは致し方ない。また、飲酒には寛容な方とも聞きますね。

一つ、知ってほしいことは、
アルコール依存には、精神依存と、身体依存があるということ。
精神依存は「酒がないと物足りなく感じ、飲みたいという欲求が強まります」。寝酒もそうですね。
身体依存は、「酒を止めると手指のふるえや発汗などの離脱症状が現れます。」

ときどき、手が震えていないから大丈夫という人がいますが、精神依存が先に現れることが多いので、
依存は進んでる可能性があります。

ちなみに私は断酒中。
「飲まなくても死なない」と思えば、慣れます。

心や身体の健康に関心があるかたは、ぜひ見て聞いてほしい。↓

 


問題引き起こす大量飲酒 アルコール依存症は平均寿命52歳の重篤な病気 早めに専門医療機関の受診を
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1339897
(抜粋)
大量飲酒は肝障害や脳畏縮、高血圧や糖尿病など200以上の健康問題に関係しており、問題飲酒が悪化して依存症に至ると、一日中酒が抜けない、運転や仕事前の飲酒、飲酒による対人関係の悪化、仕事の効率低下、欠勤、お酒が抜ける時の手の震えや発汗、不安やいらいら、血圧上昇、発熱、幻覚、けいれんなどさまざまな問題が出現し、深刻化していく。

 こうなってくるとただの酒飲みではなく、アルコール依存症という平均寿命52歳の重篤な病気で、専門治療が必要となる。

依存症になった場合は早めに依存症専門医療機関を受診することが大切である。病気に対する偏見もあり、依存症者の中で治療に結び付いている人は2割程度とハードルは高いが、依存症になるかならないかは、生まれつきの体質(遺伝)によるところが大きい。