学生の頃に、本好きの私は本屋でアルバイトをしている時期がありました。
レジ打ちも初めての経験だったので、徐々に学んでいったのです。
お客さんから品物を受け取って、レジ打ち、お釣りの支払い。そして本を紙袋に入れてお渡し。
ただね、お客さんの中には、お金を放り出すような人もいるわけですよ。
別に害があるとか、私に不当なことをしているとかではないんです。
けれども、なんだか「人間扱いされていない」というような気がするものです。
それが数時間続くと結構なストレス。
「お金を貰って、働いているのだから当たり前だろう」と言われると、
そうなんですけどそれで良いとも思えず。
そのころから、私がレジで支払ったときには店員に、「ありがとう」や「どうも」と言うようになった。
店員はどんな感じがしているのでしょうかね。
「うっさいわ」とか内心思われていたらショック。
最近、お店でカードやらポイントやらを勧めてくる店員がいました。
私が嫌そうな顔を多分したのでしょう。
「こんなに色々言われたら、嫌ですよね」と店員。
「そうですね、でも(セールをすることも)仕事ですから」と返すと、
嬉しそうにしていました。
機械式の自動支払い機が増えましたね。こいつには挨拶がいらない。
とくに、ちょっとしたものを買う時に便利です。
ただね、高齢者のなかには、自動支払い機は覚えられないという人もいます。
レジでの店員の働きが、まだまだ必要だと思うのです。