俗に言う頭のいい子


それはね、物事を論理的に考えられる子なのかどうか


それがきかれている気がしてなりません。



長い文章があったとする

それをどう読みとるか


ポイントを抑えながら


何が重要か組み立てて読み解いていく

文章を文章のまま頭に入れようとするからわからなんです。


文章を短い言葉で区切って時系列にする


あるいは図で考える


それができる子がいわゆる賢い子なんでしょうね…



私も長いこと小説を書いているから


今、国語の問題にふれると


それがどういう構造で筆者がどういう意図をもって


語や表現を選んでいるかよくわかる。


よくわかるだけにね、文章を文章のまま読もうとする読者との隔たりを感じますね。



物語を作ろうとしている人間と
読もうとしている人間


そもそも違うんです。



小説としてよむのと問題として読むのではもっと違う。


この両者の隔たりをとろうとするのが出題者の意図


一気にいってもわからないだろうから

順番に引き出してあげる


そういうつもりで読んでねって


出題者も誘導してくれてるんですけどね。


文章を読むのが好きな子が決して国語問題が得意なわけではなく


文章を順を追って読んでいける子、


誘導通りに解ける子が


国語に強いんでしょうね。


物語としてよんじゃいかんよ、受験国語は。



国語はすべての基礎といわれますが


考える力がないとそもそも国語の文章題は解けない。



特に説明文ではそれがでますね。








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