今期の中日はここまで4位に低迷し、6年間続いていたクライマックスシリーズ進出も逃した。

中日は主力の荒木、井端、和田のベテラン勢が不振でともにプロ野球選手としては高齢に入る。

それに加えて若手の台頭も少なく、出てくるのは高木監督のボヤキばかりだ。

押えのセットアッパー浅尾もケガから復帰してから以前のようなキレがない。
クライマックスシリーズが掛かる大事な広島3連戦に逆転打を食らったのが象徴的だ。

加えて世界新記録は達成したものの、押えの岩瀬も1点差では頼りない。

2年契約の高木守道監督(72)の今季限りでの退団も既定路線で、球団は既に次期監督の選定作業を行っている。


クライマックスシリーズを逃した今、ファンの話題は中日の次期監督候補へ。


今のところ、中日のOBからは、ミスタードラゴンズこと立浪和義氏(44=野球評論家)、
牛島和彦氏(52=元横浜監督)など複数の声が上がっているが、ここに来て前監督の落合博満氏(59=日刊スポーツ評論家)が急浮上だ。


落合博満前監督は2011年に退団するまでの監督在任8年間で球団初の連覇を含むリーグ優勝4回、日本一1回の手腕を持ち、一度としてBクラスには落ちないという輝かしい実績を誇る。


成績だけ見ればクビになる理由が全くない。


当時の監督交代の理由は、8年にも続く長期政権で新しい風を入れたいというフロントの意向と、勝つことに徹するあまり、見ていて野球が面白くないなどで観客動員が減少した経緯がある。


しかし高木監督になった今、ファンサービスを前面に押し出しながら観客動員をはかったが、成績不振により本拠地最終戦を終えて95年以来の200万人に届かなかった。

これは落合氏が監督をしていた頃より少ないわけだから今更そんなことは言ってられない。


ファンは勝つ野球を見たい。
日本シリーズで勝って優勝する中日を見たいのだ。


落合待望論がファンから出るのは当然のことだろう。


元々、中日という球団は、『苦しい時の再登板』という監督交代が行われてきた歴史を持つチーム。

現楽天監督の星野仙一氏も2度中日の監督をやったし、現監督の高木守道氏も再登板だ。
当然、抜群の実績を持つ優勝請負人の落合氏が監督になるという路線は再登板への期待も高まる。


私個人としても『落合野球』は好きである。


チームは勝つことに徹する。10対9で勝つよりも1対0で勝つことに重きを置く。ファンはホームランやヒットが出た方が見ていて楽しい。しかし、『落合野球』はピッチャーが0で押え、打線が1点を取る野球を目指している。


落合氏の圧倒的な練習量と、徹底した選手の管理で根本から鍛え直す手法は今も健在である。


再び『オレ流』野球が見れる日もそう遠くないのかー。