
青森駅の「朝市寿司」でトド肉の刺身を食べてみた。
ほんのり口に広がる後味が、クジラの肉にけっこう似ている。

青森駅でなんか新鮮な海鮮でも食べようかなあと、駅前の通りをちょっと歩いてまわっていると、交差点に寿司屋があった。看板には「朝8時~昼2時までサービスランチ」と描かれており、朝食までもランチの領域におさめてしまう強引さが気に入った。

ましてや大トロ、ほや刺、ほたて貝などにまぎれて
トド肉有ります
と書かれているではないか。そんなの食べるっきゃない。

カウンターが10席ほどに座敷にテーブルがいくつかある。
午前中にもかかわらず常連とおぼしきおじさんがかなり酔っぱらった様子で、カウンターの椅子で起き上がりこぼしのように前後にゆらゆら揺れていた。
●トド肉はほんのりクジラの匂いがする!

▲トド肉の刺身 2000円

お目当てのトド肉の刺身がやってきた。北海道で獲れたトドを、青森で解体しているそうだ。
冷凍肉を解凍したようで、一部まだ凍った状態のシャリシャリ感がある。色味はかなり濃い目のワインレッドで、ビーフジャーキーなんかに近い印象だ。

ショウガ醤油につけていただく。
口にいれた瞬間は無味無臭なのだが、その後に広がる後味はクジラ肉に近いものがある。すこし血なま臭いのでたっぷりショウガと醤油をつけないと、なかなか喉をとおっていかないシロモノだ。
う~ん、状態にもよるのかもだけど、トド肉、ちょっと好みではなかったな。

渋谷「スコッチバンク」のパンケーキはあまりにも柔らかすぎるので、フォークじゃなくてスプーンで食べる。
ひと噛みもしないので、みるみるトロけてしまうほどクリーミーなのだ。

渋谷駅のカフェダイニング「スコッチバンク」でとろっとろのパンケーキが食えるという噂を聞きつけ、平日昼間にはせ参じた。女二郎こと「エッグスンシングス」に行ったり、京極夏彦の文庫本より分厚いパンケーキの「SONJIN」に行ったりしてるうちに、だんだんパンケーキに目がなくなってきた。
時間が時間ということもあって、店内は若い女性グループばかりだが、そんなことは気にしてられない。

なにせパンケーキを食えるチャンスがけっこう少ないのだ。
夜もレストランとして営業しているのだが、肝心のパンケーキを提供しているのは、上記カフェタイムだけなのだ。

カウンターに通されて、注文して20分ほど待っていると・・・・
●なんだこのパンケーキ!とろけすぎ!

▲ミックスベリーパンケーキ 1200円

マスカルポーネチーズを練りこんだケーキ生地に、ミックスベリーソースをかけた代物。
こんなもんはねえ、1口も食べずして、食レポできますわ。
「有り得ないくらいふわふわで、最高においしかった」ってね!

スタッフさんに「生地が柔らかいので、フォークではなく、スプーンですくって食べてくださいね」って言われたぐらいだからね。
横を見ると、ふんにょり曲がってるのが分かるからね。そりゃ、柔らかいわけだよ。


メープルシロップをかけたら、これまた魅力がぐんと増すじゃあないですか。あ~、やべえ。

ナイフを使う必要なんてまったくなくて、スプーンで充分切りとれた。
口にいれただけで、まったく噛んでもないのに、とろけてしまう。なにこれ、綿あめかなにか?
ふわふわというか、クリーミーというか、ほかのスイーツでは味わったことのない柔らかさだ。
甘さは案外やさしめで、チーズの香りがたまんない。こりゃ、いいや。
●モンブランパンケーキもぷるぷる!

▲モンブランパンケーキ 1600円

季節限定のモンブランパンケーキは、見た目からして豪快だ。
おなじくマスカルポーネチーズの練りこまれた生地に、大量のマロンペーストがかかっている。
生地があまりにも柔らかいので、口にいれるとマロンクリームなんだか生地なんだか判断できないくらい一体化するのだ。
ふわふわパンケーキ好きなら、ぜひとも1度行ってみてくださいな。
「スコッチバンク」
アクセス:渋谷駅新南口から徒歩3分
住所:東京都渋谷区渋谷3-26-17
電話番号:03-6427-1175
営業時間:(カフェタイム)月〜金 14:00~17:00、土日祝 12:00~17:00
※パンケーキはカフェタイムのみ
定休日:なし
予算:ミックスベリーパンケーキ1200円

両国の喫茶店「国技堂」で、砂糖代わりにあんこを入れる『あんこコーヒー』があるよ。
おしること加糖コーヒーの中間みたいな口あたりのやさしい味がするんだな。

両国国技館近くにある喫茶店『国技堂』には、ちょっと変り種の食べものが売られているよ。

乾燥納豆をのせた「ねばりごし」なるアラレがあったり

あんこをくるんだ「あんこあられ」だったり

粉末緑茶を詰めこんだ筆状の容器だったりと、相撲や和にちなんだ商品が点在しているのだ。

ちいさいながらも喫茶コーナーもある。

湯飲み茶碗も相撲もの。

細かくすりつぶしたおせんべいを練りこんだ「おせんべアイス」という商品もあるんだな。
さきほどのお土産ものといい、両国という情緒ある町にありながらかなり攻めたラインナップなのだ。
●コーヒーには砂糖代わりにアンコを入れろ!

▲あんこコーヒー 480円
なかでも「これは!」というアイテムが、あんこコーヒーですわ。
砂糖の代わりにアンコを入れて独特の風味をお楽しみください
とメニュー表にも書かれているように、別々に食べるわけじゃあなくって溶かして飲むらしい。



スプーンにごっそりよそって、ぐるぐる廻しているとけっこう溶けるもんなんですね、アンコって。
すべて溶かしきったところですすってみると、これが意外と違和感がない。味は、加糖コーヒーとおしるこの中間あたり。口当たりのやさしいコーヒーって感じだ。
相撲帰りに立ち寄るにはいいんじゃないでしょうか。

高知県の郷土菓子「ケンピ」が異常なほど硬かった!
小麦粉と砂糖を焼きあげたシンプルなものなんだけど、いままでの人生で一番硬いお菓子だったわ、間違いなく。

▲高知県赤岡の老舗菓子店「西川屋」。なんと創業は1600年だ。
この世に生を受け32年。
いままでに私が食べた甘味の種類は、星の数にものぼると言われる(実際は今川焼きばかり食べてるので、そうでもない)。
めくるめく甘味体験のなかで、もっとも堅かったスイーツ、それが「ケンピ」である。
高知県の郷土菓子で、赤岡町に本社を置く「西川屋」が江戸時代にあみ出したお菓子なんだとか。
揚げたサツマイモに砂糖をからめた「芋けんぴ」も高知名物として有名だが、かたや「ケンピ」の原料は小麦粉と卵と砂糖のみ。練った小麦粉を薄く延ばしたもので、あまりの堅さから「堅干」と当て字されることもあるそうだ。

「美味しんぼ」でおなじみの雁屋哲も取材で来訪し、その時の様子をマンガにしている。
マンガのなかでも、栗田さんでも山岡でもない誰だかよく分からない短髪のキャラが「こんなに堅い食べ物は初めて」と証言しているぞ。

▲ケンピ before
ケンピは3個袋セットで300円ちょいとお手頃価格。
写真におさめていると店員さんが「恥かしいから整えますね!ちょっと待って」とストップがかかり
↓

▲ケンピ after
盛りつけを整えてくれた。老舗らしいなんとも行き届いた心配りである。

高知県赤岡エリアのご当地グルメ「中日そば」。しらすダシの和のスープに中華めんを投入した一品だ。

高知県赤岡あたりを歩いていると、「中日そば」と書かれたのぼりがあっちこっちに立っている。どうやら赤岡の郷土料理らしい。
中日とは言っても、「中日ドラゴンズ」とも関係がなさそうだし、いったいどんな料理なのか分からない。クックパッドで検索しても1つレシピが出てこないぐらい、マイナーな料理のようだ。

▲とさを商店
不思議のダンジョンシリーズにハマって以来、「分からないものはとりあえず食え」という攻略法が身に染みついてるので、のぼりの立ってる「とさを商店」に入ってみた。

手前が雑貨屋で、奥が食堂という兼業飯屋だ。
そもそも店の数自体が多くない高知県では、地域住民のニーズを満たすために兼業するのは珍しくないそうだ。
●中日そばの正体とは!?

▲中日そば 600円

謎メシ・中日そばの正体は、うどんスープとしらすダシを割ったスープに、中華めんを投入した麺類であった。和と中の合作なので、中日そばというそうだ。とろろ、かまぼこ、さつま揚げなどトッピングは和に寄っている。
スープは透きとおっているものの、魚のダシが濃厚に効いているので、見た目よりも食い応えがある。
中日そばは、もともと赤岡町あたりの飲食店で提供されていた料理だが、その扱いはラーメンより格下。「ラーメンより安上がりだし、中日でも食っとくか」みたいなポジションだったそうだ。
そんな中日そばに、とさを商店の店主である野村さんが着目。赤岡名物として売り出すために、周囲の喫茶店や居酒屋に呼びかけたそうだ。
こういうご当地B級グルメが誕生する流れ、最近多い気がする。その場所でしか食えないレア物が好きだから嬉しい風潮ですわ。

▲ちりめんおこげ 600円

中日そばに次いで、売り出そうとしているのが「ちりめんおこげ」。麺ではなくて焼きおにぎりを入れたオリジナル料理だ。透明なスープは、高知の清流・四万十川を彷彿とさせる。
おにぎりを崩して、スープに浸していく。表面はパリパリとおこげ感覚だが、内部はお粥のごとくサラサラいける。異なる2種類の食感が楽しめる料理ですね。
「とさを商店」情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:ごめんなはり線「あかおか駅」から徒歩5分
住所:高知県香南市赤岡町476-4
電話番号:0887-54-3235
営業時間:8:00~20:00
定休日:不定休
予算:中日そば600円