
大阪別視点ガイドの取材で一ヶ月間あっちゃこっちゃ行きまくったけど、ここ「炉端焼き栄ちゃん」がダントツで好きだったな~!!最高の最高の最高。
店主・栄ちゃんの1人舞台を、3時間堪能するためのお店です!

▲炉端焼き栄ちゃん
大阪別視点ガイドを立ち上げするってんで、心斎橋のマンガ喫茶を寝ぐらに、25日間71箇所の珍スポを巡って巡って巡りまくったわけなんだけど、今回紹介する「炉端焼き栄ちゃん」ね、圧倒的に一番好き。
ヤバいよ、超最高。
東京の「かがや」、愛知の「パブレスト百万ドル」に匹敵する最高異次元面白空間でございました。

場所は阪急電鉄・北千里駅っちゅうベッドタウン。地元大阪民でもほとんど行かない駅なんだけど、梅田からもそんな遠くないしね、絶対に1度は足を運んで欲しい。
炉端焼きのお店で、基本的にはアラカルトではなく、コース料理を注文する。
1000円コース、2000円コースと予算に合わせたコースもあるんだけど、おすすめは3時間3500円のお任せコース。ドリンクは飲み放題、自分でドリンクケースから取り出す方式だ。

コース説明に紛れ『楽しい空間(アミューズメント)』なんて張り紙も。
この言葉、なんの嘘偽りもございません。一大アミューズメントパークでした。

▲もぬけの殻の店内で待ちぼうけをくらう友人
開店から1時間たった19時に到着するも、店内はもぬけの殻。
友人と待ちぼうけをくらうこと10分少々、店長さんが戻ってきた。

▲店長の栄ちゃん
「お~、ごめんごめん、ゴミ出しに行ってた!」
と輝かしい笑顔で登場したのが、店長であり、主役である栄ちゃん。
この人、この人が最高。
炉端焼き栄ちゃんは、店長栄ちゃんの破天荒な行動を楽しむ舞台と思っていただければ相違ない!
●栄ちゃん劇場、開幕!!

「じゃあ、はじめよっか!何人で来たの?」と問われたので
「遅れてもう1人来るんで3人です。3500円のお任せコースでお願いします」と答えたら、せっせとセッティングを開始。
おっと、おっとと、オットセイ~~♪
おっと、おっとと、オットセイ~~~♪
と謎のオットセイソングを陽気に歌いながら、皿を並べている。

で、当然のように4人分のセッティングが完了した。
あれ?3人って言ったよね。

「じゃ、これでも食べて料理待ってて」
とコース料理一発目に出されたのが、なんとアイス。
こいつにサワーなりなんなりを注いで、飲んでも旨いとのことだ。

「はい、前座ね!」
と出てきた皿がこちら。
なんだ、これは。
エビ、刺身、おかき、おかき、団子、ポッキー、がひと皿のうえで共演している。
刺身のツマを剣山として活用してるし。
この時点で、確信したね。
今夜は最高の夜になりそうだ、って。

「はい、次はサラダね!」
と豆腐1丁のうえにレタスと海藻を乗せたものに、どっぼどぼポン酢をかける栄ちゃん。
こんな男気あふれるサラダ、はじめてだぜ。

5月末に来店したんだけど、壁になされた装飾が鯉のぼり。
「まだ鯉のぼり貼ってるんですね~」と振ってしまったのが運のつき。「あ、ちょうど今日、夏バージョンに変えようと思ってたの!君たちさ、鯉のぼり外してよ!」と、なぜか我々が模様替えをするはめに。
かなり数あったし、画鋲も念入りに止めてあったから、すべて外すのに10分くらいかかったな。

「はい、じゃあ、夏のやつ買ってあるから、貼ってこう!」
と栄ちゃんの指示を受けながら、麦わら帽子や虫取り網を壁に貼り付けていく我々。
この指示が、まー、細かいのなんの。
「ん~、あと3cm右」「花はぜんぶ違う角度で」「その虫取り網、10度傾けて」「その帽子いったん剥がして、青のと交換」などと、次々、後方から指示が飛んでくるんだから。わしらはPhotoshopか!

はずしてつけて、計1時間かけ完成させた夏バージョンがこちら。
この時点で3時間お任せコースの1時間が経過してるからね。そりゃお任せはしたけどさ、こんな工程が入り込んでるなんて、誰が予想したでしょう。
「どう、このデザイン!発想がぜんぜん違うでしょ!?」と自信満々の栄ちゃん。
「そうですね、発想がぜんぜん違います。どういう時に思いついたんですか?」と尋ねたら、意外な回答が返ってきた。
こないだ閉店後に3時間ほどママチャリを漕ぎ、町を徘徊していたら、夜が明けて通学時間になったそう。通学してる女子高生たちを見て、栄ちゃんはこう思ったそうです。
「面白~~~~~~~~~~い!!!!!」と。
で、このデザインがパーっと閃いたんだとか。
つまり整理すると
●3時間、自転車で徘徊
↓
●女子高生を見る
↓
●面白~~~~~~~~~~~~~い!!!!
↓
●デザインが閃く
というわけですね。
・・・なに、このロジック。
発想がぜんぜん違うわ。
面白~~いといえば、このお方、早稲田大学で1日だけ講義したことがあるんだって。お客さんに早稲田の教授がいて、頼み込んだら、させてくれたらしい。
そのさい、東京駅から早稲田のキャンパスに向かうまでに、20回ぐらい電車の乗り換えをしたんだって。「え!?そんな乗り換える必要あります!?なんでですか!?」と尋ねたら、その答えは「面白いから!!」であった。おー、独自の面白基準持ってるなー。

完成作品を遠目からジ~~~ッと凝視する栄ちゃん。
さぞかし気にいったんだろうなあ。
そりゃあね、1時間かけたもん、僕ら頑張ったもん。
しばし眺めた、そののち、彼はこう言った。