下書きのまま放置していました。社団戦２日目が終わりましたが１日目を振り返ります。

今回から何年も出場してきたGAOを離れて新天地での戦いになりました。個人的に1部では戦える実力にはいないと判断したことや、GAOがチームとして初の1部自力残留を果たしたことや、チームメイトたちに麻雀で毛一本も残らずむしり取られたことが要因です。いや、なんなら麻雀がすべてです。ええ。

新しく受け入れてくれたチームは同じ翔風館のTLSでした。昨年4部から3部に昇級したばかりのチームです。これからの未来が明るい子どもたちやコーチ陣がそろいます。ありがとうございました。

1回戦 vs 専大ナップタイム

今まで最高ランクの1部でやってたから3部なんて楽勝。以前だったらそう思っていたでしょう。さすがに本音は勝ちが増えると思っていました。しかし会場に着くと普通に強い方がちらほら。自分も衰えているので3部で気を抜くことは許されないと感じました。

監督の指示のもと私は副将に。

将棋は、お互いにセンスのない駒組みの相矢倉でした。私は急戦だか持久戦だかよくわからない感じで先手番で謎の銀矢倉に組んでいるし、相手は効率だとか含みとかガン無視でただただ一直線に金矢倉を作るだけ。…お互いにプロの将棋を見るべきですね。

さて、組み合った結果は私が作戦負けに。センスのなさでは私が制しました。普通に端から棒銀で攻められる展開になり模様は最悪。ただ、その後の攻め方がやりすぎで、ボロッと飛車を取ってからは勝ちになりました。

私の対局が真っ先に終わったのですが、相手が投了する数分前に両隣をキョロキョロと見ていたのが印象的でした。恐らくチームがどうかを確認していたのでしょう。大将席はそちらの勝ちになっていました。安心？したのかポンポンと指し進めて終局。何気ない光景でしたが、社団戦3部に帰ってきたのを実感しました。1部では露骨に周りのことを気にする人はあまりいませんし。

チームは5-2でした。みんな強い。安定しています。じゃ自分が負けてもいいか、ってやると大体よくないことが起こるので、油断は禁物。

2回戦 vs も組

私が3部で戦っていた頃はいなかった謎のチームでした。でも一人知っている強い方がいまして、その方が率いている雰囲気がありました。全体的に若かったので恐らく強いだろうと。私は5将でした。

私の四間飛車に対して相手は銀冠か引き角かなんとも言えない出だしの駒組み。謎のスターティングだったので銀を繰り出してとがめにいったところ、うまく切り返されてまずい展開にしてしまいました。その後もかなりうまく指され、終盤の入口では推定一手負けか余されて負けかの展開になりボロボロ。自玉が必至をかけられる順までありましたがすべて逃れて逆転勝ち。最後は詰んでないのに「詰んでますよ！」とノータイム指しをして、どうにか誤魔化しました(詰まさなくても勝ちだったけど)。インチキ大王。ネットじゃこの技使えませんからね。

チームは5-2でした。私が最後に残ったんですけど、人だかりができていなかったのでチームは勝ったんだろうなと思っていました。社団戦あるあるです。

3回戦 vs 成蹊309

ここは久しぶりに参考になる将棋を指せたので載せます。手前が私です。実際は後手だけど先手目線にしています。

ここで▲7七歩が用意の手でした。この歩は相手陣を乱すというよりも、角の可動域を減らす狙いです。△同金▲4六銀△同歩▲7四歩△8六角▲4六飛△3四歩▲5一角△2二歩▲1三桂△2一歩成▲8五銀と進みまして

これで角が取れるのでよしという具合です。しつこく角を追って取りにいかないとむしろこちらが悪いです(1敗)。以下は角を取って▲4九飛成〜▲4六角の筋が決まり勝てました。実際は難しいんですけど、早指しで進められたので時間を残しており、寄せを間違えずにできたのが大きかったです。

チームは全員勝ち。まだ勝っていなかった大将にも強い人に勝って初日が出たのでよかったです。

4回戦 VS 光OKACHI2

本日の最終戦です。この日最も勝負の相手だと思っていました。誰がいるかわかりませんが、御徒町のチームは大体強いからです。私は副将でした。

開始早々O様が勝ち。タイムは5分くらいだったと思います。最初はお相手が時計を持ちながら「弱った、弱った」とか言っていたので時計のトラブルかと思ったんですよね。でもそのままジャラジャラと駒を片付けていたんで(終わったのかい！)と。どうやらポカがあったようでした。

数分後に大将も勝ち。そちらはどうやってあの短時間でこんな投了図ができるんだと思うほどの状態でした。

これで早々に２連勝。さすがに気が緩みかけました。私の将棋は対抗形で、後手番で千日手を目指す神経戦でした。推定80%千日手かと思ったのですが、お相手が1手、打開を図る勝負手を指してきまして、ここで長考に沈みました。

ぱっと見は悪手でこちらが動けば500点くらい有利かなと。でもこれまでの方針が千日手狙いの待機だったのと、動かずに無難に受けたところでまだ相手が困っているんじゃないかと思い妥協。しかし強引に仕掛けられ、パタパタ一直線コースの中にこちらの致命的なうっかりもあって一気にど必敗になってしまいました。一人終盤戦です。

誰もがサジを投げるような投了級の差がついていましたが、死にかけの状態で指し続けていると、寄せを逃して徐々に怪しくなり、ついに入玉模様に。勝つとしたらそれしかないと思い、フルパワーで脱出。そしてついに耐えきりました。それでも相入玉を目指されていたら勝負はわかりませんでしたが、戦意喪失したのか投了されました。チームの状況はまったくわからなかったのですが、開始早々の２連勝で大丈夫かと思いきや4-3だったとのこと。私の将棋が最後に残っていたようで、投了寸前だったことを思うとゾッとしました。社団戦の醍醐味ですね。

チームも個人も４連勝でした。最高のスタートを切れました。打ち上げも非常に楽しかったです。２日目も書きます。３日目が来る前に。

社団戦1日目