38年前、全日空機と自衛隊機が空中衝突し、全日空機の乗客・乗員が全員亡くなる事故があった。

実は、私はこの便に乗る予定だった・・・お祖母ちゃんの葬式に向かうために。

しかし、満席で翌日の同じ便に乗ったのである。

もし、チケットが取れていたら、今頃。。。奇跡である。

1歳の時に腸チフスで死を彷徨い、9歳の時に間一髪で死を逃れた。

4年前の12月には、俺は死ぬ予定だった。

潜在意識で決めていたとセラピーで知った。

もし、自分を深く見つめずセラピーを受けていなかったら、今頃あの世である。

奇跡である。

「沈まぬ太陽」を観て、ふと思い出した。

日航機事故・・・520名の方が亡くなった。お孫さんも、家族も全て同時に失った方もいた。

絶望。

ふと思った。

これまで、何て小さいことを考えていたのだろうと。

重箱の隅を突くように。

人が怖いだとか、保身がどうだとか、尊厳がどうだとか、欲がどうだとか、罪悪感がどうだとか、スピリチュアルな法則がどうだとか、この絶望を想う時、何て小さいことなんだろうと、情けなく涙が止まらなかった。

俺がこんなこと話ていても不毛だなと。

アホらしく思えた。

医師が身体を治療するために、身体の隅々まで細かく調べるのは大切だろう。

しかし、「こころ」については、でかい目で観るべきだと思えた。

感謝がどうだとか、

否定され続けて生きてきたからどうだとか、

いじめがどうだとか、

細かすぎる・・・視野が狭いと思えた。

そんなもの、絶望を前にした時、どうでもよくなる話だった。

「こころを強くすればいい」のだ。

結局、皆、こころが弱いのである。

人は傷ついた時、何かに気づき、反省し行動を改めた時のみ、こころは強くなる。

あんな辛い想いは二度としたくない、あんな想いは子供にさせたくない・・・というのは、傷ついたままなのである。

弱い子供に育つのである。

親が弱いからである。

厳しいようだが、親が、傷ついたままで、気づきも反省もないのである。

傷つきたくない、傷つけたくない、裏切りたくない・・・という気持ちは、単なる成長からの逃げなのである。

傷ついて、凹んで、そこから何かに気づき、反省し、行動を起こす・・・この繰り返しで、人は強くもなるし、感謝も知るのである。

傷つけないように、傷つかないようにすることは、人をダメにする。

こころが分からねダメ人間にするのである。

あきらめる・・・これも傷つかないように、傷つけないようにしているに過ぎない。

人をダメにするのである。

傷つきたくない、傷つけたくない、裏切りたくない・・・という気持ちは、単なる成長からの逃げなのである。

傷つけないように、傷つかないようにすることは、人をダメにする。

あきらめる・・・これも人をダメにするのである。

何故、そう言い切れるのか?。

昨日、ある主婦から電話を頂いた。

30代女性。子供が3人いる。

お金の使い方がルーズ。

仕事もしているが収入が落ちている。

ネガティブが嫌い。

感情で判断する気分屋さん。

明るく、楽しく、前向きにいようとしている。

次のブログで紹介します。