AIマッチング時代における人材業界の介在価値とは | Aya Rikitake

Aya Rikitake

PRSJ認定PRプランナー / 薬機法管理者

https://hrbc.porters.jp/magazine/special_detail/id=998


「データやAIが導き出す正解は、基本的に一つしかありません。ですが、求職者が入力した希望条件データの裏には、AIではくみ取れない本音や事情が数多く含まれています。


 求職者の方の転職理由を突き詰めると、そこには現状から何かを変えたいという想いがあります。例えば、表面(データ)上は「人気ブランドで働きたい」など、ポジティブな理由が書かれている場合でも、CA(キャリアアドバイザー)が介在して求職者の方と接することで、本当にポジティブな理由だけか、真の課題は何か、その課題は人気ブランドへの転職で解決するか、実はもっと適した答えがあるのではないか、などを判断できます。この点をなおざりにして、求職者の方が書いたデータ上の情報だけでマッチングを実行するとミスマッチが起き、「こんなはずじゃなかった」と早期離職する場合があります」(湯浅さん)

ファッション・ビューティー業界特化型の総合人材サービス会社であるiDA取締役の取締役、湯浅博昌さんを取材。人材業界の介在価値や自社の新たな取り組みなどについて聞きました。