ゆるゆる感想日記その⑤です。

考察とか紹介とかそんな高尚なものではありません。中身のないくせに割りと無遠慮な正直な感想です。ネタバレ配慮もあまりしていません。



『ラストは絶対、想定外。 スターツ出版文庫7つのアンソロジー②』

いぬじゅん/小鳥居ほたる/早迫佑記/灰芭まれ/八谷紬/岸本歩子/櫻井千姫     スターツ出版文庫


どっかで見た設定の病気とか幽霊とか見当のつくものや唐突なタイムマシンだったり、チープだと感じる人はいるだろうけど、ちょっとファンタジックで私としてはそれなりに楽しく読めたかなーと思います。

あ、そっちかー!とミスリードにまんまとはまったり。


最後の話は嫌いな展開じゃないけど、善人な彼氏がいたのに勿体ないなと思いました。怪物生まれてもそれはそれで好きな展開なんだけれど、普通に無精卵っぽくて残念…。



『卯ノ花さんちのおいしい食卓』

瀬王みかる     集英社オレンジ文庫


泣きました~~~~~!!!前に読んだ この作者さんの座敷わらしカフェの話然り、サラッと読めそうなほっこりタイトルで重い身の上の子の健気な話で泣けるのに、どんどんグイグイあっという間に読めてしまう作品でした…!!なにもう怖い!泣きすぎて目がパキパキになるのに止まること無く読めました!



『蜂に魅かれた容疑者  警視庁いきもの係』

大倉崇裕     講談社文庫


コレおもしれーわ。です。

色んな動物の出てくる前作と違って、蜂だけの長編なのに次々と事件が展開して全く飽きません!


主人公が怒鳴ったり凄んだりして話通せるのがてっとり早くて良いですね!若者主人公だと出来ない手法!

圧を使いこなしながらも、ちゃんと部下の能力を理解して耳を傾けることが出来る上司なのも良いです。

モヤモヤするとこがないのがめっちゃ読みやすくて好きです。


解説はナナメ読みしましたが、前作の解説より今回の解説の方が共感できて好感持てました。



『理由あって冬に出る』

似鳥鶏     創元推理文庫


表紙の女の子は誰なんでしょうか。

初版のものなのでtoi8さんが描かれた表紙です。

読んでいてずーっとそれが気になって気になって気になって!読み終えても解決しませんでした!誰だコレ!!


表紙でドヤ顔するようなヒロインポジの女の子が作中に見当たんないんですよね…みんな同等の脇役止まりの活躍で。ミステリ?表紙絵もミステリなんですか??


あ、内容は良かったです。意外な終わり方でした。ちょっとなんとも言えない後味を残すような。続きも伊神さん出るのかな?



『植物図鑑』

有川浩     幻冬舎文庫


植物にてんで興味がないので、野草摘んで料理して…のまったりした前半はちょっと眠くなりました。

付き合い初めてからはサクサク読めて、素敵な恋愛小説でした。重大な秘密を隠してるのかと思っていたので(実はとんでもない犯罪者とか実は改造人間だとかアンドロイドだとか)、普通にまともで良かったです。ちょっと私の脳みそが想定外アンソロとミステリに影響されすぎてました。



『ふるさと銀河線  軌道春秋』

髙田郁     双葉文庫


短編集ですが爺孫の話と表題の話は好きです。

題材がキツいのが多くて道中の切ない描写が克明なので、読んで前向きになれるというよりは悲しくてしんどくなる気持ちの方が大きかったです。


あと主人公が犯罪してるとソワソワして気持ちが落ち着かなくるからよりしんどかったです。共感性が高い人とか感情移入しやすい人には不向きかもしれません。



『点と線』

松本清張     新潮文庫


珍しく古めの本です。母が昔読んで面白かったというので、買って読みました。


天才の謎解きじゃなくて、普通の刑事さんがひとつずつ小さなとっかかりから穴を探して地道に調べていく、というのがゲームの逆転裁判みたいで面白かったです。


流石に時代背景は知らないことが多かったですねー。東京から博多が20時間かかるとか、電報で問い合わせるとか、電報が届くのに2時間かかるとか…。手間も時間もとにかくかかる…!こんな時代なら迷宮入りの事件だらけになるよなーと思いました。



『夜市』

恒川光太郎     角川ホラー文庫


アンソロで秋の牢獄を読んでから、ずっと気になっていたこの方の本!


いやもう、この本の感想を述べられる語彙力は私にはありませんでした。読みやすい・不思議・良い!!に尽きます。

ワクワクしながら手に取って、期待を裏切られることはありませんでした。


なんか表現が難しいんですよね、道中までよくある話のようでいて、よく見ることはない展開で終わります。安直なハッピーエンドでもバットエンドでもなく、かと言ってメリバでもビターでもなくて…、後味の悪いこともなくて、いやもうなんか不思議としか言えなくて。語彙力の無さを痛感します。


ホラージャンルではありますが、ビビりでも全然問題ないくらい心臓には優しいです。ドキドキとかゾゾゾとかそういうのではありません。


不思議な魅力がいっぱいでどんどん読める本でした。ネットでポチった『秋の牢獄』が届くのも楽しみです。



『過ぎ去りし王国の城』

宮部みゆき     角川文庫


面白かったです。数日かけてチマチマ読んだけど、読み終わってしまったの悲しい…悲しい


異世界に干渉しても現実の自分の置かれた立場や環境が大きく変わることはなく、自分の人生は自身で選んで己の足で歩んでいくものだってことに帰結するのが好きです。



『神様の子守はじめました。』

霜月りつ     コスミック文庫α


表紙絵の主人公がヒゲのない高明さんみたいだなと思いました(某名探偵漫画)。

育休刑事が現実的な子育てだったのに比べて、色々ファンタジックな子育ての話でした。

そこそこ面白いけど、このシリーズ17巻までとスピンオフ1冊も貰っていて震えます。先が…先が長い…!!調べたら未完だし18巻も出てるけど、うんまぁ…そこまでは良いかな…それでも残り17冊…遠き道だ……魂が抜ける



『秋の牢獄』

恒川光太郎     角川ホラー文庫


やっぱり表題作が1番好きですねー。『神家没落』は面白くはあったけど最後おっおぅ…って軽く怯みました。

『幻は夜に成長する』はまぁ、うーん…あんまり。女の子が悲惨な目に合うのはつらい…。




最近自分で買った本を読むのが楽しくて、あんまり貰った本を読むのが進んでいません…。

本って選ぶ段階から楽しいんだなって最近知りました。セールと聞いてブコフアプリまで入れてしまいました照れ