【前回までのあらすじ】

[対談]すーぴー作家といがちゃん漫画家
いがちゃん「小説の挿絵の仕事をしてるんで本が送られて来るんだけど。最近漫画より小説の方が自由な気がするんだよね」
すーぴー「へーそんなもんかな」いがちゃん「勿論今の漫画家さんは…僕以外は皆真面目に取り組んでいるんだけど。そうだなあ。良い漫画は沢山あるんだけど僕等が子供の頃に心から面白がって読んでいた様な漫画が見当たらないって言うか」
すーぴー「成程ねえ」(←此奴相槌しか打ってねーな)
いがちゃん「そう考えて改めて今の小説を読んでみると。一昔前の様に本が売れないって言われているけど。表現としての自由さを感じるんだよね」
すーぴー「おっその点で見るとこの海洋冒険ブログ『ANN PIECE』なんか良い線言ってんじゃないの?」
いがちゃん「(あっさりと)君のはふざけ過ぎなだけ」

すーぴー作家はこっそりケータイを取り出すと電話帳登録からと或る人物に電話を掛けた。

すーぴー作家「まぁこ魔王…≪宝剣・黄金剣≫に因る攻撃を許可する」

次の瞬間背後に現われた紅あんりんが長物≪豪放磊落≫ですーぴー作家の頭を叩く。

呆気なくまたも安っぽい絨毯(←だからクリーニング出せよ)の上に転がるすーぴー作家。

紅あんりん「何でまぁこを呼ぶのよ。まっ良いわ。(いがちゃん漫画家を振り返り)これで次の連載漫画のヒロインはうちってことで…。あっタイトルは『DOCUMENTARY OF 新名杏梨~美少女優は涙の後に何を見たのか~』で宜しく(’-’*)♪」

其処に在ったのは煙のごとく姿を消したいがちゃん漫画家の姿であった。これまた英文和訳の様な文だが要するにいがちゃん漫画家はトンズラしたのだね。

紅あんりん「嘘―っ!?てゆーかこれ前回までのあらすじ全然関係ねー!!」

ナレーション(声・いがちゃん漫画家)「この物語は…って何で僕が朗読しなきゃ行けないんだろ?挿絵の仕事があるのに…マーメイドあんりんが海賊王になるべく―魔女に美声と引き換えに指原莉乃さんの様な無駄な美脚を手に入れ、海賊団≪ホワイト・ベレーの一味≫を結成し冒険の旅を続けると言うもので…『ONE PIECE』が日本人に受けるのは≪任侠モノ》だからなのか。成程ね」

海洋冒険ブログ
『ANN PIECE』

何処までも青い黄昏時の空に浮かぶ白く笑う満月。
≪魔剣・覇王剣≫を手にした夕陽を浴びて赤く燃え上がる巨躯の麻婆拉麺王と―白い月から無限の月光の力を得ているかの様に悠然と四足で立っている銀狼ゆかりん。麻婆拉麺王が右手に持った≪覇王剣≫を振り翳すより先に尋常では無い速さで動いた銀狼ゆかりんが右肱に咬み付く。
甲板に大きな音を立てて落ちる≪覇王剣≫と右肱を押さえてその場に崩れ落ちる麻婆拉麺王。

一方こちらは船の端で抱き合う様に見守っていた紅あんりんとまぁこ魔王。

紅あんりん「やった?」
まぁこ魔王「未だ留めは刺していない。(ウザそうに)顔が近い!」

銀狼ゆかりんを睨み返す麻婆拉麺王の左肩と右肱から赤と黒の血が流れている。
奇妙なことに黒い血はそのまま黒煙と化して天空高く吸い込まれて行く。
徐々に麻婆拉麺王の瞳から悪のオーラが消えて行き、いつもの間抜けで人の良さだけが取り柄の眼差しに戻って行く。

紅あんりん「良かったね。いつものおバカなマーボ大魔王に戻ってるよ」

まぁこ魔王「魂を乗っ取られた訳では無かったか…。それとおバカは余計だ。(ウザそうに)だから頬を寄せるな!」

船の中央で空のワイン樽の中にでんでん虫(ヤドカリか?)の様に隠れていたさおにゃんが首を出して亀の様に辺りを窺っている。

さおにゃん「(半べそを掻きながら)もう終わったよね?あーっ!!まだ銀色狼さんがいるー!さおにゃんは赤ずきんちゃんではありません!幼稚園の時は似てるって良く言われたけど。…ってあれっ?」

銀狼ゆかりんは大きな尾を揺らして紅あんりんとまぁこ魔王の方を振り向いた。
血塗られた真珠色の牙を剥き出しにして唸り声を上げる。

紅あんりん「あれっ?何か変な状況っぽくない?」
まぁこ魔王「こっちの味方と考える方が間違いだと思うけどね」

銀狼ゆかりんが瑪瑙色の瞳を妖しく光らせながら近付いて来る。

紅あんりん「あっうちよりまぁこの方が美味しいわよ。セーラー服着てるし」
まぁこ魔王「あなた何てことを!…ん?」

紅あんりんの声を聞き入れた訳でもないだろうが何故か銀狼ゆかりんはまぁこ魔王の方に向かって歩いて来る。
まぁこ魔王は何事か閃いた様に甲板を弄(まさぐ)りその手に≪黄金剣≫を掴む。

紅あんりん「まぁこ?うち冗談の心算で言ったんだけど」
まぁこ魔王「(分かってるわよって感じで頷き)どうやら魔力に感応するみたいね…。人が皮膚から出す二酸化炭素に寄って来る日本の夏の蚊の様に。(紅あんりんを見て)離れてなさい」

次の瞬間、銀狼ゆかりんが高く跳躍してまぁこ魔王に飛び掛かった。
素早く且つ正確に≪黄金剣≫を銀狼ゆかりんの心臓部目掛けて国体の槍投げ競技の様に放るまぁこ魔王。
≪黄金剣≫は若干ズレはしたものの銀狼ゆかりんの美しく滑らかな胴体を貫いた。
銀狼ゆかりんの身体が甲板の上に叩き付けられ大きく跳ね上がる。

紅あんりん「やった?」
まぁこ魔王「未だ留めは刺していない。(ウザそうに)だから耳に息を吐き掛けるな!」

まぁこ魔王は大儀そうに立ち上がると銀狼ゆかりんの所に片足を引き摺りながら近寄って行った。
眼を閉じて倒れた儘の銀狼ゆかりん。
≪黄金剣≫の華美な装飾を施した柄(つか)にまぁこ魔王が手を掛けた瞬間、銀狼ゆかりんがカッと目を見開いて大きく飛び上がった。
まぁこ魔王「何だって?」

四足で踏ん張っている銀狼ゆかりんの身体から≪黄金剣≫がゆっくり押し出されて来る。
甲板に乾いた音を立てて転がる≪黄金剣≫。
銀狼ゆかりんの体表面は艶やかな毛で覆われており傷跡など見当たらない。

紅あんりん「…マジかよ」
まぁこ魔王「(形の良い唇を噛み)こいつ不死身なのか?」

不気味な唸り声を発している銀狼ゆかりん―
深い青色の夜空に純白の満月が浮かび笑っている。

-この続きは明日のブログでね♪(・∀・)ノ

そんじゃまたね(・ω・)

人( ̄ω ̄;)むふーん