戦後の日本現代美術を代表する書家であり作家の井上有一(1916-1985)さんの大回顧展を見に、久々に21世紀美術館へ行ってまいりました。
今回は過去最大数の約200点の展示数とあって、、本当に見応えがありました
入って最初の部屋に「瓜」!!
出身の京都造形芸術大学に井上有一さんの「瓜」の大きな書を毎日見ながら登校していたのを思い出しました(笑)
割りと大きい作品が多いですが…こちらの「上」の字も面白いですね~
※人が開脚して腕を上げてるみたい(笑)。
観光の?外国の方も写真を撮っていましたが、今回はなんと全て作品を撮影OKなんです…ビックリ~
※左から2番目の上の「月」がいいな~
という訳でジャンジャン撮っていきますが…
ものすごく長くて細かいモノより、、私はこういった…のんびりした感じの方が基本的には好みです…。
※普段は良寛さんとかが好きなので
井上有一さんって、、どうしても勢いがあって強い作品のイメージでしたが、今回このような、ちょっと柔らかい…
~「言葉書」シリーズの《草野心平詩 蛙誕生祭》や《宮沢賢治童話 よだかの星》などのコンテや鉛筆、木炭…など見られて良かったです※宮沢賢治って…ちょっと意外~
他にも自画像があったり………
使っていた筆があったり。。
※奥さんが筆洗い係だったそう…
横向きの落款が多かったり(笑)?!
※有加里と同じ"有"だから、つい見てしまいます。
「一金○○??」※これもカッコイイ。
「貧」も有名みたいですね…。。
あと上の、≪宮沢賢治童話 なめとこ山の熊≫の全文を書いたものはなんと全長14m…
ほかに中国の書家・顔真卿(709~785)の臨書は全長約30mにもなるそうです……※ええ~
一番大きな部屋には、部屋いっぱいいっぱいに、大きな作品が展示してあって圧巻でした…。。。
私はやっぱり、、「花」とか「愛」とかが好きだけど…。。。
……並んでみると作品の大きさもよくわかると思います(笑)
回っていると、、ガラスの美術館なので他の展示室も透けて見えたりしますが……※太陽??可愛い~
最後は「心」という字で締めて終わり。。
※…じんわり、、くる
あとでフライヤーを見ると、私が授業も取っていた京都造形大学学長の芳賀 徹先生(現:東京大学名誉教授、京都造形芸術大学名誉学長、静岡県立美術館館長)の講演もあったんですね…※2/13日ガーン。出たかった~…;;;学生の頃憧れてたので
それにしても、、刺激を受けた素晴らしい展覧会で本当に来て良かったです
※学生の頃も思い出したり…天気も良かったし
あと約1ヶ月あるので春休みなど、気になった方は是非この機会にご覧に為ってみてはいかがですか?
◼生誕百年記念 井上有一
会期:2016年1月2日~3月21日
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2814
開館時間:10:00~17:00(チケット販売は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし1月11日、3月21日は開場)、1月12日
URL:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1727