5月21日木曜日は新たな歴史を作る日に
なるかもしれません。
明日から僕個人的には大反対「裁判員制度」が始まります。
今日はその「裁判員制度」の多くある課題の1つ、
和歌山の毒カレー事件について書いていきます。



結局、最後の最後まで決定的な証拠は出なかった
被告は犯人なのかはてなマークそれとも無罪なのかはてなマーク
決定打が出ないまま、私たち裁判員は答えを出さねばならない


平成10年、和歌山市のある公園で夏祭りが行われていた。
しかし楽しいはずのその夏祭りは一転戦慄の場となる。


夏祭りに出されていたカレーを食べた人が
次々に異変を訴え、病院に運ばれた。
その結果、4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒となり
現在もその後遺症に悩まされている人がいる。


捜査線上に浮かんだのが、近所に住む林真須美被告(現47)。
殺人などの罪に問われ、逮捕
1審、2審で死刑判決が下され、今年4月に
最高裁は上告を棄却、事実上林被告の死刑が確定した。
これは18日のこと。


2審の判決訂正申し立てで、弁護側
「カレーに混入されたヒ素と同じ特徴のヒ素が
被告の自宅などから発見されたとする鑑定は、
信用性に欠け不審な挙動をしていたとする目撃証言は人違い
と主張し、事実誤認があるのではと主張した。


だが最高裁判所第3小法廷は申し立てを棄却した。
その理由として
「判決の内容に誤りのあることを発見しない。」とした。



しかし決定的な証拠がなく、死刑判決が確定した。
明日から始まる「裁判員制度」の課題である今回の判決。
私たち裁判員はこのような複雑な事件も担当しなければならない。
この制度を素人である私たちに出来るか、続けられるか、
そして人を裁くことができるのか、私は疑問に思わざるおえない。


それでは、また音譜