香川県は19日、高松市内にある
県立中央病院 で昨年9月、不妊治療で体外受精をした
で昨年9月、不妊治療で体外受精をした
市内に住む20歳代の女性に
誤って別の患者の受精卵を移植した疑いが強いことを発表しました。
妊娠した女性は、病院側から説明を受け
体外受精から約2か月後の妊娠9週目に人工中絶をしました。
女性は精神的苦痛を受けたとして
県に約2000万円の損害賠償を求め、高松地裁に提訴しています。
とんでもない事件が起きた。
命を守るべき場所、病院で起きてはならない重大なミスが生じた。
県や病院によると、この20歳代の女性は
昨年4月から同病院で不妊治療を開始。
担当の男性医師(61)が9月18日、成熟状況を確認するため
この女性の受精卵が入った複数の容器を培養器から取り出した。
だがこの時、同じ作業台には
別の患者の受精卵が入った容器が置かれていたという。
この男性医師(61)は、女性の受精卵入りの容器を
培養器に戻す際、誤って別の受精卵と取り違いをしたらしいのだ。
2日後、この受精卵を女性に移植したという。
10月7日、男性医師が女性の妊娠を確認。
しかし、この女性の受精卵はこれまで発育しにくい傾向だったが
今回の妊娠の経緯は順調過ぎたため
不審に思った医師が、作業手順を確認したところ
取り違えの可能性に気づいたというのだ。
この事件も大きな問題だが、その背景も忘れてはならない。
実はこの男性医師は、同病院で体外受精の治療を開始した
93年から約15年間、1人で体外受精の担当をしていたことが判明。
この男性医師は「ダブルチェックがなかった。」と説明しており
同様のミスがいつでも起こりえる状況だったことになる。
そうなると病院で体外受精の治療をするのが怖くなる。
絶対安心だと思っていた病院で
他の患者の受精卵を間違えて移植されていたと考えると
患者はたまったものではない。
県、国はこの問題を取り上げ、二度とこのような事が起きないよう
再発防止に努めてもらいたい。
それでは、また