史上初の快挙を成し遂げました
来年の春に開幕する野球の関西独立リーグの
ドラフト会議が１６日、大阪市内で行われ
川崎北高の吉田えりさん（１６）が神戸９クルーズから
７巡目指名を受けました
ほぼ入団は内定で彼女自身が憧れる
漫画「野球狂の詩」の主人公・水原勇気の実現が一歩近づきました
史上初の女性プロ野球選手誕生
神戸９クルーズから７巡目指名を受けた吉田えり投手
１６歳の女子高生が「夢」を掴んだ。
自身の決め球、魔球ナックルボールでその扉をこじ開けた。
記者会見には６台のテレビカメラと大勢の報道陣に囲まれた。
もちろんこんな経験はない。
あまりの緊張にマイクを持つ手が震えた。
「びっくりして緊張して・・・。頭が真っ白です。」
その後、しばし沈黙をしたものの
史上初の快挙を成し遂げた吉田さんは、初々しい笑顔
を浮かべた。
「本当に嬉しいです。自分も野球で輝きたい。」
実力でプロの扉を開いた。
１１月４日に行われたトライアウトの紅白戦では
ＭＡＸ１０１キロの魔球ナックルボールで
男性打者を１回無安打１奪三振に抑え込んだ。
「ナックルボールは本当に大きく揺れる。
話題性もあるが、戦力として面白いから指名しました。」
神戸９クルーズ監督の中田監督は目を細める。
兄の影響から小学２年生で野球を始めた。
中学生では一塁手のレギュラーとして、男子に交じってプレーした。
最大の転機が訪れたのは、最大の武器であるナックルボールの取得だ。
ある日、米大リーグレッドソックスのウェークフィールド投手の
ナックルボールのビデオを観て、閃いた
「これならそんなに体力もいらないのではないか。」
そこから毎日、試行錯誤を続け取得した。
１５５センチ、５２キロと小柄だが
右腕アンダースローから繰り出される魔球は打者を翻弄する。
高校の進路希望調査では「プロ野球選手」と書き続けた。
「先生はそれを見て笑っていましたが。」と本人も屈託なく笑う
だがついにそれが現実となる。
彼女自身も憧れる漫画「野球狂の詩」のヒロイン・水原勇気になれる
可能性に一歩近づいたわけだ
この先、つらいことも多いと思うが
頑張ってこれからも野球に励んでほしいと思う
それでは、また