音楽著作権売却話を巡る詐欺事件
大阪地検特捜部は11月4日の午前、音楽プロデューサーの
小室哲哉容疑者(49)ら3人を逮捕しました。
一時は多額の納税を収めるセレブキラキラだったにも関わらず
ここ最近は低迷ダウン一転して借金生活雷
そして今回の逮捕劇でTKブランドは地の底に落ちてしまいましたダウン


小室容疑者

地検の係官とともに大阪地検に入る小室哲哉容疑者(中央)



捜査関係者によると、小室容疑者らは共謀して
2006年7月から8月、東京都内のホテルで兵庫県の会社社長(48)と面会。
そこで自ら作詞、作曲した806曲について
「全著作権が僕にあります。」などとウソを言い
売却代金10億円のうち、5億円をだまし取った詐欺の疑い


小室容疑者806曲の著作権を音楽出版社に譲渡する一方、
主要な12曲をトライバルキックスに、290曲を別の会社に
いわゆる「二重譲渡」していたが、こうした事実は社長に黙っていたという。


調べに対し小室容疑者
間違いない。私から弁解することはない。被害者の人には申し訳なく思っている。
潔く刑事責任を認め、弁償したいです。」と容疑を認めている。




日本の音楽界の頂点を極めた男が、そこから転げ落ちたようだった。
もう見る影もなくなってしまった。
90年代、音楽プロデューサーとして活動の軸足を移すと
作詞、作曲したアーティスト(いわゆる『小室ファミリー』)たちが
軒並みミリオンヒットを記録キラキラ
自身も95年に結成したglobeでもヒット曲を連発キラキラ


そんなわけで小室氏高額納税者番付の常連になることに。
96年、97年と絶頂期アップには2年連続で高額納税者番付の4位となり
推定年収は20億円¥23億円¥といわれる。


しかし転落の人生ダウンは、ここから始まっていたのかもしれない。
念願のアジア進出を図ろうと、96年12月に
香港の合弁会社「TK NEWS」を設立。
しかし思うようにビジネスが成功せず、2004年に撤退
その代償に多額の負債ドクロを抱えることになってしまった。


私生活も乱れる。無類のアイドル好きとも知られ
87年には大谷香奈子さんと結婚するも92年に離婚
その後、華原朋美さんと熱愛になるも98年秋の破局
2001年には吉田麻美さんと出来ちゃった婚するが
わずか10か月後に離婚
さらにその7ヶ月後にはglobeのKEIKOさんと
電撃結婚して、周囲を驚かせた。


多額の借金を抱え、セレブな生活から極貧生活へと叫び
吉田麻美さんへの10億円とも言われる慰謝料の支払いが滞っていたり
サッカーJ1の大分トリニータへのスポンサー料の
約7000万円を滞納していたりと、金銭トラブルが増加。
食事はファストフード弁当など、まさに極貧生活だったという。


一時は音楽界の頂点を極めた小室哲哉容疑者
しかしアジア進出失敗の代償は大きく、多額の負債を抱えることに。
お金は貯めるのは難しいが、使うのはあっという間
まさに転落人生を絵に描いたような、今回の事件であった。


それでは、また音譜