本当に感動しました![]()
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北京五輪第9日は16日、レスリング女子48キロ級と
55キロ級が行われました。
レスリング女子55キロ級ではアテネ五輪金メダリスト
の
吉田沙保里選手が登場![]()
最初はやや硬さが見られましたが予選から順調に勝ち続け
最後の決勝戦では中国の選手を危なげなく倒し
見事2大会連続の金メダルを獲得しました![]()
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一方48キロ級の伊調千春選手は、決勝でカナダの選手に敗れ
前回に続いての銀メダルとなりました![]()
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決勝戦、中国の許莉選手を破り
雄たけびを上げてガッツポーズをする吉田沙保里選手
レスリング女子55キロ級、決勝で吉田沙保里選手は
中国の選手と対戦。
第1ピリオドと取り、第2ピリオドも最後はフォール勝ち。
その勝ちが決定した瞬間、吉田選手は
何度も雄たけびを上げ、天に拳を突き上げた。
栄和人ヘッドコーチに肩車され、マットを一周。
最後はマット上でバック転も決め、喜びの涙を流した。
「今日が一番嬉しい。」まさに会心の勝利だった。
オリンピック前までは、不安の方が大きかった。
その根底にあったのは、今年1月に行われたワールドカップ。
無研究だったアメリカ人選手にまさか敗れ、連勝が119でストップ。
「タックルを返されたことが大きかった。
半年間、苦しい思いをしてやってきました。
恐れずタックルに入って金メダルが取れてよかったです。」
まさかの敗戦で自信を崩し、タックルに入る勇気をなくした。
だが自らを奮い立たせ、勇気を振り絞って
決勝戦の第2ピリオドでは中国の選手にタックルを仕掛けた。
そしてフォール勝ち、まさに苦悩を乗り越えての勝利だった。
直前に48キロ級の伊調千春選手が決勝戦で敗退し、
さらに同じ三重県出身の野口みずき選手が
マラソン出場を断念。吉田選手は2人の分もと燃えていた。
「2人の分も金メダルを取ってやろうと思いました。」
「アテネは普通にやって勝って来た。
今日が一番嬉しいです。次の目標はロンドンですね。」
大きな壁を乗り越えての金メダル。
これぞ女王の風格。進化を続ける彼女に、もはや敵はいない。
それでは、また
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