13日は北京五輪の野球予選が始まりました。
日本の初戦の相手は強豪でありライバルでもあるキューバ。
先週行われたセ、パ選抜との練習試合で
不安材料が出てしまいましたが
今日はキューバとの力の差を改めて思い知らされることとなりました。
試合経過・・・
日本の先発はエースのダルビッシュ。
その気になる立ち上がり、得点圏に走者を背負うが
後続を断ち、無失点で切り抜ける。
マックスは151キロを表示するが
その一方で高めに抜ける球も目立った。
これが国際大会独特の緊張感なのか。
いつものダルビッシュらしくなく、少し力みの見られるフォーム。
2回裏、1死からベルに内角直球を
中堅フェンス直撃の三塁打を浴びて出塁を許すと
続くデスパイネに中前タイムリーを浴びて
0-1と先制を許す。
だがその直後の3回表、無死3塁2塁から
青木が中犠飛を放ち、すかさず1-1の同点に。
だがその後の1死2塁のチャンスを生かしきれない。
するとその裏の3回裏、
先頭グリエルに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると
セペダに右前タイムリーを浴び1-2と再び勝ち越される。
ストライク、ボールがはっきりとしていて
いつものダルビッシュらしくない。
粘る日本は5回表。
川崎、青木の安打で1死満塁とすると
新井が右犠飛を放ち、再び2-2の同点に。
だがタイムリーは出ず、この回同点止まり。
すると5回裏。
ダルビッシュが四球と二塁打を浴び降板すると
替わった成瀬がデスパイネに高めの直球を
左前へ2点タイムリーを浴びて再び2-4と勝ち越される。
打線は7回からマウンドに上がったベテラン右腕・ラソに大苦戦。
鋭く曲がるスライダーと直球、
さらにはシンカーと多彩な変化球に手も足も出ず
2-4と完敗を喫した。
点差以上に実力を感じさせられる敗戦となった。
キューバの打者は日本投手の変化球をことごとく見送り
カウントを取りに来る甘い球を確実にとらえていた。
スイングの振りも鋭く、藤川の火の球ストレートでさえ
外野フェンスギリギリまで運ばれるくらいだった。
一方日本の打者はキューバ投手を打ち崩せない。
なんといってもタイムリーが出ず2得点はいずれも犠飛。
球の見極めがこれからは重要になりそう。
今日負けたからといってまだチャンスが消えたわけではない。
まずは、明日14日の台湾戦に勝つことだ。
それでは、また![]()