本当におめでとうございます
月曜日の今日はナゴヤドームで巨人戦です。
先発は２００勝にリーチをかけている我らが山本昌投手
１週間後には４３歳となる大ベテラン
チームが、球場が一体となって彼を応援
しました
昨年の成績は２勝１０敗。
全く勝てなくなり、ファンはもうダメではないかと心配した。
今季も前半は思うように勝てない。
だが山本昌は帰って来た。本当に、本当に苦労人だった。
ここまでの野球人生も、苦労の連続ではなかったか。
プロ入り２年間は１軍昇格すらなし。
その後の２年も勝ち星は付かない。
だが転機となったのは、単身のアメリカ留学だった。
そこでアメリカの選手がキャッチボールの時に
遊び半分で投げていたスクリューボールを目にする。
山本昌はそれをじっと見た。誰に教わるというわけでもなく
ただそれを見て、自分なりに研究した。
そしてそれを１Ａの試合で試し投げをしたところ
面白いように凡打が取れた。
これが山本昌の伝家の宝刀スクリューボールの誕生だった。
日本に帰国し、そのスクリューと
大きく割れるスローカーブを駆使して、勝ち続けてきた。
その勝ち星は１９９勝まで積み上がっていた。
試合経過・・・
立ち上がりは苦しい展開を余儀なくされる。
先頭打者鈴木にいきなり二塁打を浴びるなど１死３塁とされると
小笠原には大きな左犠飛を放たれ０－１と先制を許す。
２回表にも谷の中安と犠打で１死２塁の大ピンチ。
ここで次打者・鶴岡の４球目に盗塁を許し１死３塁。
追加点を与えそうな場面。カウントは２－３。
８球目、足元にスッと曲がったスライダーに鶴岡は空振り三振。
さらに三塁走者が飛び出しておろ、これで併殺。
このピンチを断ち、ようやく流れに乗る。
打線は山本昌の２００勝を、力強く援護する。
２回裏、２死からデラロサが
直球をバックスクリーン運ぶ第３号ソロ本塁打で
あっさり１－１の同点とすると
３回裏は井端の二塁打などで１死２塁１塁から
中村紀が左前タイムリーを放ち２－１と勝ち越しに成功する。
そして５回裏はまず先頭の井端が
高めの直球を豪快に左翼席に放り込む第４号ソロ本塁打で３－１。
さらに小池の二塁打などで１死３塁１塁として
和田が右前タイムリー、さらに西村のボークで追加点。
５－１と試合の主導権を握る。
２回のピンチをしのいだ山本昌は流れに乗る。
伝家の宝刀スクリューを駆使して
３回以降は危なげない投球。
７回も２死１塁で二岡を迎えるが
渾身の１００球目が内角直球で空振り三振。
８回も３者凡退で抑え、ついに９回のマウンドへ。
巨人打線相手に力投を見せる山本昌投手
９回表。
まず先頭の鈴木をスクリューで投ゴロ。
高橋には中安を打たれるものの
次打者・小笠原を二ゴロ、最後はラミレスを右飛に仕留めゲームセット
山本昌は今季７勝目を挙げ、
現横浜ベイスターズの工藤以来の２００勝を達成した
プロ野球史上２４人目となる快挙で最年長での達成だった
長い間本当にお疲れ様でした
おめでとうございます
これからも中日の投手陣を支えてください
勝ち投手 山本昌 ７勝３敗
本塁打 デラロサ３号①、井端４号①
それでは、また