山口県光市の母子殺害事件で、
殺人や強姦致死などの罪に問われていた
元会社員の男(27)=事件当時は少年(18)。
最高裁判所が無期懲役の2審・広島高等裁判所を破棄し
異例とも言える差し戻し控訴審判決公判が
22日に行われ、広島高等裁判所の裁判長は
無期懲役とした1審・山口地方裁判所の判決を破棄。
被告に死刑を言い渡しました。
事件の経緯はこうだ。(上告審判決より)
被告は平成11年4月14日、
光市の会社員・本村洋さん(32)の家を排水検査を装って訪問。
乱暴目的で妻の弥生さん(当時23)の首を
両手で絞めて殺害。
さらに長女の夕夏さん(当時11か月)も首に紐を巻いて
引っ張り殺害するなどした。
裁判長は主文の言い渡しを後回しにした。
これは重い罪が言い渡されることを意味する。
裁判長は、まず理由を朗読し始めた。
まず被告の供述が差し戻し前の
1審、2審と現在とで変わった点について触れ
「起訴から現在の弁護人が選出されるまでの6年半以上もの間
それまで弁護人に一度も現在と同様の
供述をしていないのは不自然だ。」と指摘。
続いて現在の新供述の具体的な信用性の検討を進めた。
まず本村洋さんの妻・弥生さん(当時23)が
死亡した状況をめぐり
「右手の逆手で首を押さえつけた。」とする新供述は
遺体の所見と整合しないと判断。
さらに弥生さんの遺体に乱暴したことについては
「生き返ってほしいと思い『復活の儀式』をした。」
とする新供述も、到底信用できないと切り捨てた。
さらに長女の夕夏さん(当時11か月)の死亡状況をめぐる
新供述も、信用できないと切り捨てた。
そして最後に裁判長は被告に向かって
「死刑を免れようと虚偽の弁解を労しているというほかない。」
と、厳しい言葉を突きつけた。
判決は検察側の求刑通り死刑が言い渡された。
僕個人としては妥当な判決だったと思います。
新供述も明らかに狂っているような証言ばかりで
反省しているようには全く見えません。
さらに遺体に暴行したり無抵抗の長女の夕夏ちゃんを
紐で殺害するなど悪質過ぎます。
弁護側は判決に納得できないようで上告するそうですが
それも全く理解できません。
まずは被害者の事を第一に考えてほしいと思います。
そしてこのような凶悪犯罪が二度と起きないことを願って・・・。
それでは、また