秋田県藤里町で起こった連続児童殺害事件
殺人と死体遺棄容疑の罪に問われた
畠山鈴香被告(35)の判決が今日の19日
秋田地裁で行われました。
検察側は死刑を求刑していましたが
藤井裁判長から下された判決は無期懲役でした。
これを受け弁護側は即日控訴するそうです。



無期懲役にした理由について
藤井裁判長はこう話した。
「これまで矯正教育を受けたことはなく更生の可能性がある
犯行の動機は身勝手と言うしかないが
死刑は躊躇せざるを得ない。」


さらに彩香さん殺害の動機については
「かわいがれない彩香さんに対する疎ましさ
父親の小言などに激しいストレスを抱いていた。」
として言うことを聞かなかった彩香さんに対し
殺意を持ったと結論付け、弁護側の主張を退けた。


豪憲君の殺害については
「とっさに豪憲君を殺意しようと決意
彩香さんの遺品をもらってもらいたいと
家に招きいれ殺害した。」とした。


終始無表情だった畠山鈴香被告だったが
閉廷直後、藤井裁判長に向かって
「ひとついいですか?」と弱々しく声を掛け
「今まで米山豪憲君のご両親に謝っていなかった。」
と謝罪を申し出た。


そして静かにサンダルを脱ぐと
傍聴席の豪憲君の両親に向かって土下座して
「大事なお子さんを奪ってしまって本当に申し訳ありませんでした。」
と述べ、頭を2度下げた。
時間にして約30秒、畠山被告を流していたという。


無期懲役という今回の判決。
2人のまだ将来がある幼い子どもの命を奪っておいて
この判決は軽すぎではないでしょうか。
ご遺族の方々も無念の気持ちでいっぱいでしょう。
この裁判は高裁に移って続きそうですが
この罪に合った刑を、真実を明らかにしてほしいと思います。


それでは、また