長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」
で起きた散弾銃乱射事件。
犯人の馬込政義容疑者(37)自殺は、最初に発砲したのは
プール室内で亡くなった水泳のインストラクター
倉本舞衣さん(26)の方向に向けられて発射されていたことが
長崎県警の調べで分かってきた。
これまで馬込容疑者は、クラブの玄関から
発砲しながら入ってきたとされていたが
一発目を倉本さんに向けて発砲したとみて
長崎県警は倉本さんへの殺意があったものとみて捜査している。
さらに県警によると、現場検証の結果
プール室内にある倉本さんらが逃げた場所の付近の壁から
撃ち込まれたスラッグ弾が発見された。
プール室内からは数発のスラッグ弾の
薬莢(やっきょう)も見つかっている。
ちなみにスラッグ弾とは、
ショットガンなどの散弾銃に用いる弾丸で
散弾のSG弾とは違い、スラッグ弾は散弾しない。
しかしその分威力、殺傷能力は高く
人間のみならず、大きなイノシシを殺せるほどだという。
調べでは、馬込容疑者はプール室内に入った後
ゆっくりとプールサイドを反時計回りで歩き始めた。
異変を察知した倉本さんは、子ども達を集め
プールサイドの一角に逃げたが、容疑者が
赤いレーザー光線の付いたレーザーサイトを装備した
散弾銃で倉本さんを狙い発砲。
倉本さんらはプール室外にある事務所に逃げ込んだが
馬込容疑者が事務所内に侵入し
散弾銃で倉本さんを殺害したという。
この時、銃弾で倒れた倉本さんにさらに
3~4発の発砲を浴びせていたという証言まである。
ちなみにこの時使われていたのが
強力なスラッグ弾だったらしい。
しかし本当に許せない事件です。
犯人は自殺しており、事件の大部分は謎のままです。
なぜ何の罪のない人たち、これからがある人たちが
無残にも殺されなければならなかったのでしょう?
無念でなりません。
それでは、また