今季、中日ドラゴンズが優勝する条件として
昨年大失速を喫した、
交流戦での巻き返しというのがありました。
そしていざスタートするも、札幌での日ハム3連戦で
3戦連続で延長戦に入り、1勝2敗。
また昨年の二の舞か?誰もがそう思いましたが
投手陣、特に今季ブレイクした投手のおかげで
今年の交流戦は5つの貯金を作ることができました。


今日「思い出ゲーム」として書いていくのは、
5月18日ナゴヤドームでの中日×オリックス戦です。


試合経過・・・
この試合が始まる前、竜投手陣は大記録に挑もうとしていた。
3試合連続完封31イニング連続無失点
そしてチームは4連勝中
この記録、そしてチームの勢いを失速させまいとする
重圧と闘うことになったのは、
今年大ブレイクした佐藤だ。


前回の日ハム戦では、初回に手痛い3失点
序盤の立ち上がりが課題となった。
相手の先発は、ベテラン吉井。大量援護は望めない。
先取点を与えるのは、イコール敗北にほぼ繋がる。


序盤で両投手の好投で、試合は緊迫ムード
そして先にピンチを招いたのは、佐藤だった。
4回表、2本の安打で無死2塁1塁。
しかしピンチに動じなかった、あったのは攻めの気持ち
「とにかく腕を振ることだけを考えていました
全力で投げて、抑えようと思いました。」

ガルシアを内角直球3球三振
続く4番中村は、投併殺に仕留めピンチを脱する。


5回表には2死から3連打で2死満塁の大ピンチ
ここで打席には、安定感ある打撃が持ち味の村松。
しかし佐藤のキレのあるスライダー
完全にタイミングを外され、左飛。


この佐藤の力投に、打線が応えた。
6回裏、先頭森岡遊撃内野安打を放って出塁すると
佐藤が犠打して1死2塁。
そして井端が、初球の甘い直球を右中間にはじき返した。
井端右中間へのタイムリー二塁打で1-0と先制。


この1点を8回まで、
佐藤7本の安打を打たれながらも守り
最後の9回表も岩瀬零封して守った。


結局1-0でオリックスを零封し、ドラゴンズとしては
50年ぶりに4試合連続完封を達成しました。
それよりも収穫が大きかったのは、先発の佐藤投手
この試合の完封勝ちで自信が付き
球団タイ記録の5試合連続完封勝ち8連勝
川上投手に次ぐ、右の柱に成長したのです。


それでは、また♪