今日「es エス」というサスペンス映画を観ました。
個人的には「SAW/ソウ」と並ぶストレスを感じましたが、
実話を基にした、ということでとても興味深かったです。
ということで、今日は「es エス」を紹介します。


ポニーキャニオン
es[エス]

ストーリー紹介・・・
1971年、スタンフォード大学心理学部で実際に行われた
心理実験を完全映画化!!
人間の心の闇を鮮烈に描きだす問題作!!


「被験者求む。模範刑務所2週間の心理実験
報酬は4000マルク
この新聞広告に目を留めた
タレクモーリッツ・ブライプトライ)。
以前、彼は敏腕の記者だったが、今はタクシー運転手
復活をかけ、この実験を隠しレポートすることに。


そして面接に合格し、タレクを含む
20人の被験者全員男)が集められ、実験は早速開始。

実験期間は2週間。最後まで実験できたら、
全員に報酬として4000マルク支払うというもの。
模擬刑務所の中で、20人の被験者は
ランダムで「囚人役」「看守役」に分けられた。


さらに「囚人役」には6つの“規則”がある。
それは以下のとおり
①お互いを呼び合うときは、それぞれの番号で呼ぶこと
②看守のことを“看守さん”と呼ぶこと
③消灯後は私語禁止
食事は残さず、きれいに食べること
看守の命令には、すみやかに従うこと
従わない場合は、罰を与える


エス

始めは皆、お金だけさっさともらい
早く実験を終わらせようと楽観的に考えていたが
1日、また1日と過ぎると、
被験者たちに恐るべき反応が・・・。


解説・・・
1971年、アメリカのスタンフォード大学心理学部
行われた実際の心理実験を映画化。
当初は2週間の予定だったが、途中で打ち切られ
以降、この実験は実施禁止とされている。
これがどのような実験で、なぜ禁止になったかは
映画を観れば分かってもらえると思う。


人間には、ある“役割”を与えられると
人格が変わるくらい状況の力にコントロールされていくのだ。
事実、この映画の一番恐いところは
最初はごく普通の人間でも、
このような状況下に置かれると、残酷なことでも
平気で行ってしまうこと
である。
これについては、またこのブログで詳しく書いていきたいと思う。


それにしても、感情移入するのはやはり囚人の方。
あまりに屈辱的すぎて、途中は目を背けました。
でもラストは少しスカッとしたかな。
「ドッグヴィル」の時も思いましたが、
“人間”というのはとても恐ろしい生き物です。
状況の力にコントロールされ、どんどん変貌していく
被験者たち、本当に恐いです!


ジェネオン エンタテインメント
ドッグヴィル スタンダード・エディション

人間の心の闇を描く衝撃作!!
N・キッドマンさん×ラース・フォン・トリアー監督
「ドッグヴィル」


それでは、また♪