2月の終わりに予期せぬ子宮筋腫の手術を受けた。
医者からも軽い手術やからと言われ、おじさんにもそう伝えていた。
軽いと言っても麻酔や後処置など考えたら、半日くらいかかるかなと思っていたが、おじさんはもっと軽く捉えてたようで、
俺付き添うわ。って言い出した。
付き添う?はっ?
一体何分で終わると思ってんねん。
5分で帰ってくるとでも思ってんのか?
子供らどうすんねん!
付き添われても困るし、家で子供の面倒見てろや!
という心の声をもっと柔らかくおじさんに伝え、付き添いをお断りした。
手術前日は夜ご飯食べていいよと言われたが、年末年始の暴食で激太りし、ずっと夜を抜いていたので、その日も夜から絶食し、朝は乳製品でない水分は飲むことは許されていたので、茶を飲んだ。
お腹はきっとぺこぺこだけど、手術を前にアドレナリンギンギンで空腹を感じない。
渡された消毒スクラブで全身を洗う。
説明書通りに洗ったけど、髪の毛洗う意味あんのか疑問だ。
子供達はまだ寝てたので、書き置きを残して出発。
付き添うと言ってたおじさんは病院の前で、車から降りることもなく、頑張ってねー!と帰って行った。
あっさりしすぎやない?
せめて病室に送り届けてくれないか??
どこに行ったらいいかわからず、受付のおばさんに教えてもらい、お名前シールゲット。
新たなミッションは病棟に行け!
いつもの婦人科の受付に行くと、ここちゃうからこの扉を通ってまっすぐ行って右に曲がって、突き当たりを右に曲がった所やで。て、教えてもらった。
突き当たりまで行ったけど、セキュリティの自動ドアが開かない。
どうやってここ通るねん!
この奥、小児科の入院棟っぽいけど、ほんまにここなん?
おっさん付き添う気があったなら、ここまで見送ってほしかったー!!!
合ってるのかもわからぬまま、開かない自動ドアの前でオロオロしてたら、中から看護師さんが気付いて迎えに来てくれた。
看護師さんがセキュリティコードみたいなん打って自動ドアが開いた。
難易度高し。
ここまで来るのに今日のパワーほとんど使ってしもた。
小児科の入院スペースの一画が、日帰り手術大部屋になってるようだ。
連れてこられた部屋には先に50代くらいのカップルがいて、もうひとつのベッドは今手術中らしい。
手術着に着替え、とりあえずやるよね。
パシャリ!
自撮り。
トイレで着替えてきたけど、着替えしまったり、ウロウロするのに、手術着の後ろがピロピロで50代カップルの付き添い夫が気になる。
あちらは気にしてなくても、出てって欲しい。
願いが叶いこのカップルもすぐに手術室に運ばれていった。
ふぅ、やっと1人になれた。と、思ったら空いてたスペースのお婆さんが手術を終えて戻ってきた。
移民のお婆さんで、術後やのに元気に話しかけてくる。
移民過ぎて、何言ってんのかさっぱりわからん。
それからただただ待つこと2時間。
こんなに待つなんて想像してなくて、いじり続けた携帯の電池がやべー。
