幼稚園に通うピーちゃんのお友達サンちゃん。



お父さんはドイツ人でお母さんはボリビア人。



うちのすぐ手前のフラットに住んでるので、途中まで一緒に帰ってくる。



サンちゃんとお別れして30秒でピーちゃんが帰ってくる。



ピーちゃんが帰ってきて、お話してたら、家のインターホンがなった。


びーーー!!!


うちのインターホンムカつくぐらいうるさい。



特に機能しない123の数字。。

黒ずんだ壁は見なかったことにして欲しい。



出てみると、サンちゃんが



ポストでーす!ポストでーす!



て言うとる。



はよ帰りやー!



言うて、インターホンを切る。



そしたら、また



びーーー!!!


ボボちゃんが帰ってきたのかと思って出てみたら、サンちゃんが



パパだよー!パパが帰ってきたよー!



言うとる。



面白くないよ!早くかえりや。

ママ待ってるで。



ガチャッ!



びーーー!!!


パパだよー!



帰りやー!



びーーー!!!


パパだよー!



へいっ!サン!

ぜんっぜん、おもんない!

はよかえり!



本物のボボちゃんが帰ってきたのかもしれないと思うと、インターホンを無視出来ない。



怒りマックスで母親に電話かけた。



その間も鳴るインターホン。


右と左の耳にインターホンと携帯を当てながら、



うちのインターホンでサンちゃんが遊んでんねんけど、ウザいから連れて帰ってくれへん?



…zzz ガチャッ。



切れた!?



切られた!?



マクドで深夜アルバイト始めたばかりみたいで寝てしもた。



え?こいつらなんなん?て思ってたら本物のボボちゃんが帰ってきて、サンちゃんを追い払ってくれたみたい。



そんなサンちゃんやったけど、お母さん実は医学生でボリビアで医者になりたいって数年サンちゃんを連れてお国に帰ることになりました。