小学1年の長男ボボちゃんが学校からコロナをもらい、回復しだした頃、私は違和感を感じていた。
別に何ともないけど、なんか変。
熱を測ると38度。
でも、しんどくないねん。と言いながら、一応家にある抗原検査キットで調べてみた。
ボボちゃんの時はちゃんと陽性とでたが、私は…
陰性。
やっぱりこの検査キット当てにならんやん?と確信。
コロナと想定し、隔離生活続行。
元気なまま38度が2日続き、朝食後、まだお腹が空いてたので、ポテチのXXLサイズを小脇に抱えて食べていた。
その姿を見たおっさんは思わず吹き出し、元気そうやな、ほんで調子はどうなんや?と聞いてきた。
熱あるけど、なんか全然しんどないねん。
ポリポリポリポリ。
しかし、お昼を過ぎたあたりから、なんか寒気。
フリース着て毛布に包まっても寒い。
日曜というのにおっさんはそんな私を残して学校に準備に行ってしまった。
とりあえず子供たちはテレビ。
寒い寒いと言いながら、気が付けばもう夕方。
テレビにも飽きた子供たちはお腹が空いたらしい。
そうや!
ボボちゃんが発熱する直前に食べたいって言ってたピザの出番や!
ヨロヨロのババァが、とりあえずスーパーのピザをオーブンにぶっ込んで、テーブルに出した。
熱は40度。
ごめん!無理やからソファ行くわ…と言い残し、少し横になる。
ぴーちゃんは行かんといてとゴネたが、ボボちゃんが面倒見てくれてる声が聞こえてくる。
お兄ちゃんの存在ありがたい。
おっさん帰ってきてくれんかのぉ。と思いながら、とりあえず済んだ食事を片付ける。
子供らの歯磨きもシャワーもおっさんにやって欲しい。
連絡すれば戻ってきてくれるやろうけど、仕事の邪魔すんの悪いかな。なんていい妻ぶってみたら、めちゃくちゃしんどかった。
最後の力を振り絞って、ベッドに辿り着いたが、ピーちゃんが容赦なく本を読め!と言ってくる。
ごめん。見て。ママめっちゃしんどいねん。
無理や。ほんまごめん。
それでも読め!言うてくるピーちゃんて、どんだけ鬼よ。
力尽きてしまった頃におっさん帰宅。
大丈夫?言いながら、そのままクライミングに行ってしまった。
こちらのルールではおっさんは隔離でなかったらしい。
寝てても、高熱のため関節が痛くて眠れない。
今思えばあんなに苦しみながら一晩過ごすくらいなら、解熱剤飲んどけば良かった。
でも、小学校高学年まで、風邪やらなんやらには母親から、樋屋奇応丸飲んどき。で済まされてきた私は薬に抵抗あって、自力でなんとか治そうとしてしまう。
樋屋奇応丸て、ひやひやひやのひやーきおうがん。かんむし、乳飽き困ったな。の赤ちゃんの夜泣きとかの薬やん。。。
母親、めちゃくちゃや。
苦しみながらも何とか朝を迎えた。
ボボちゃんは復活して、学校へ。
私の熱も38度台まで下がった。
寝ーや。言うておっさんも学校行ったけど、昼ごはん買ってきてくれる気配もない。
ここでは、みんな昼ごはん食べに家に帰ってくる。
まぁ、とりあえず寝よかとベッド戻ったけど、忘れてはいけない、鬼が私と一緒におるんやった。
マーマー、遊んでー!
ごめん、無理やん。
見て。病気やねん…。
遊んでー。
ごめん。本でも読んで。
この時計の針がここに来るまで、本読んでて。
マーマー。
この繰り返し。
鬼は押しが強い。
テレビはいや。ハイ、遊んで!
そう言いながら、無理やり怪獣のフィギュアを握らされる。
ぴーちゃん、よく聞いて!
今度ぴーちゃんが病気になったら、ママおんなじ事やるからね。覚え時や。
復習を誓い、ベッドでグダグダ遊んでたら、僕もう着替えたい〜と泣き出した。
そう言えば、私が1日パジャマでおるから、ピーちゃんの着替えめんどくさくてしてなかった。
昼までパジャマは泣くほどイヤやったらしい。
そんな所で真面目だしてこんでええねん。
そうしてる間に、大変みんな帰ってくるわ!
慌ててパスタ茹でて昼ごはん。
何となく熱も下がってきた気がする。
ブースター打ちたくないから、次の日検査の予約を入れた。
翌日。
だいぶ元気になってきた。
学校の検査に引っかかって再び自宅待機となったボボちゃんがピーちゃんと遊んでくれる。
その隙に、チャリで爆走して検査会場に向かい、サクッと検査を済ませてチャリ爆走で帰宅。
さらに翌日サクッと陽性判定。
隔離して下さいと言われる。
いや、もう治ったんや。。
そして、その頃、鬼がなんか熱い…。