Vol.8 個店統制がスーパーバイザーの使命 | スーパーバイザーのトリセツ(説明書)

スーパーバイザーのトリセツ(説明書)

~チェーンビジネスで働くスーパーバイザー(店舗指導員)の育成方法~

お客さまは、チェーン店である「看板」に対してある一定の期待値(ある種、安心感とも言えるでしょう)を持って来店されます。同じ商品、同じような雰囲気、同じような接客など…その期待を裏切らないように加盟店を統制する義務がスーパーバイザー(以下、SV)にはあります。店舗運営のバラツキを防ぎ、一定のルールに基づいて公平さを保つということです。

また、個店を統制するということには「チェーン戦略の徹底度を上げる」という重要な意味を含んでいる。戦略というものは、それ自体の内容よりも、それが徹底できないことによって失敗することのほうが圧倒的に多いのである。

例えば、個店統制をきちんと行い、現場の徹底度を上げることができれば、打ち出した方針や戦略の善し悪しがすぐに分かります。徹底度の低いチェーン企業が何週間もかけて結論を導くのに対して、徹底度の高いチェーン企業は1週間から2週間で結論を出し、直ぐに新しい戦略を繰り出すことができる。

全国チェーンだからという理由だけで個店統制をするのではありません。現場への権限委譲や個店対応の重要性はあくまでも標準化(基準)というベースがあった上で成り立つ応用戦略であって、チェーンの枠をはみ出す行為を許してはならないのです。現場のズレ、間違い、我流を早期に正すのがSVの役目なのです。