真鍋徹也です。

太鼓集団天邪鬼で和太鼓のプロ活動をしながら、G-cologyっていう文化事業やっていて、研修や講義をしてます。
『シン・ニホン』っていう本の公式アンバサダーもやっています。

アンバサダーって馴染みのない言葉だけど、広報や宣伝をする人みたいな感じです。
僕は本を売りたいということではなく、本の内容に共感したので、本を広める活動してます。

『一人一人が社会の当事者として、自分で未来をつくっていく』それを世の中の人が身近に感じれるようになったら良いなと思ってます。
 
きっとそうすれば、『日本サイコー!』と大きな声で言える社会を子どもたちに渡せるからです。



たくさんの人と一緒に時間を過ごしている中で分かったことを書きます。


【世の中の動きを知る】
アンバサダーになってすぐに分かったことは、「この時代は思っていたよりも素敵だ」ということです。
「世の中が楽しくなるようにみんなで一歩ずつ前に踏み出そうぜ!」っていう人が増えてます。

記憶での勘定ですが、1年間で95名、述べ356名くらいの方と話をしています。
その全ての人が受け身としてではなく、サイコーな未来に向かって自分が何ができるかを探してる人たちです。大人も子どももいます。


『ものすごい勢いで変化する社会』と、
『前例踏襲をせざるを得ない環境圧力』の"はざま"で、今僕たちは生きています。
両方の引力に引っ張られているから、引き裂かれそうな思いをするときもあるかもしれません。
毎日一所懸命生きていても、どこに手応えがあるかが分かりにくい。

"未来をつくっていく行くこと"に正解はないから、
悩むことがニュートラル。
この辺りは芸や舞台と似てます。


【自分の論理的思考レベルだけでは足りない】
オンラインで集まって話をしていく上で、整理整頓の仕方がみんなとても上手いです。
大企業勤務の方、編集者さん、学生さん、議員さん、言語聴覚士さん、経営者さん、介護士さん、教育現場の方、離島に住んでる人、シンガポールの人…たくさんいます。

そんなスゴイ人たちが集まる中、僕がやってるのは "想いで話すこと"です。
これは個性・スキル・クセだと思いますが、端的にいうと僕という素材ですね。

いつも「こうやって行こうよ!」と方向を出させてもらってますが、集まる人にもっと分かりやすくするにはそれだけでは全然足りないのです。
みんなの論理的思考力や僕にはないスキルを借りて企画を進めています。


クリエイティブに話を進めて行く上で、決してやってはいけないのは"人"を評価することです。

自分の意見を上手く言葉にできる人もいれば、できない人もいる。相手に自分の気持ちを分かってもらうのが得意な人もいれば、苦手な人もいる。

だから発言力のある人が一方的に相手を判断したり、勝手にレッテルを貼ってしまうと、上手く自分を表現できない人は余計殻に押し込められてしまう。
(この辺りも芸や舞台と似ています。)

何十億の人の中でたまたま出会って、話をして、建設的な関係をつくりたいと思ってるのに、それでは何も生まれない。


たくさんの情報がある中で、毎日一人一人たくさんのことを感じています。
情報というリソースの活かし方も人それぞれ。
正解が人の数と同じだけあるので、より個別具体的な知覚を尊重し合えるのが大切です。

そして尊重し合うだけではなく、どの方向に向かってくかが必要です。

この辺りは、今取り組んでるオンライン企業研修のプログラムに入れてあります。太鼓を通して培ってきたスキルを研修として社会に活かす感じです。






【まとめ】
アンバサダーになって分かったことは、
"一人一人の力が細かくたくさんある"ということです。
そしてそれを活かし合って行くためには、例えばコミュニケーションやファシリテーションをとりあえず学んで見ること。
学んだあとで、
『あっこれは昔からやってるあの感覚だな』とか、『こういう風に進めると上手く進まないのは、こういう背景か。だったらここをこうしよう。』のような感覚が出てきます。
こういうのが"刷新"だと思います。


人の心を動かすということは、
生半可なことではないです。
でも、みんなの心が動くような自分であり続けたいと思っています。

楽しく。
ね。

また書きます!