雨のち土砂降り | 「アジアの放浪者」のブログ

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東南アジア、南アジアを中心に、体験・見聞したことをレポートします。

ここ数日のバンコクの天候を振り返りますと…。

「雨のち土砂降り」という印象です。

 

超大型台風「ノルー(台風16号)」がフィリピン→  ベトナム → ラオス → タイ → ミャンマーを横断し、タイ東北部、中部に大量の降雨をもたらしました。これがタイ中部のダムや貯水池に流れ込み、満水となったダムでは放水をする必要が生じました。

 

ところが、大自然は人間の都合で雨量調節などしてくれません。

「ノル―」通過後も、タイは東南アジア北部地域の特徴であるモンスーン気候の影響で、大雨が降り続いています。

例年、タイは一時的な土砂降りとなってもそれ以外は晴天に恵まれのですが、今年はどうも、どんよりと曇った状態が長く、雨が降り始めたら引き続いて土砂降りとなり、土砂降りから小雨に代わって、しばらくしてから雨が止む、という天候が続いています。

 

つまり少しおおげさに述べると、例年なら「晴天」→「土砂降り」→「晴天」となるのに、今年(実際はここ数年)は「曇天」→「雨天」→「超土砂降り」→「雨天」→「曇天」の日が続いているわけです。昔は、土砂降りになる前に風が涼しくなることで、「おお、そろそろ土砂降りだぞ」と推測でき、雨宿りの場所を選べる余裕があったんですけどねぇ…。最近は、雨が降り続く中で急に土砂降りになるので、雨宿りをするタイミングが難しい…。

 

「ノル―」による大量の降雨で,、すでにタイのかんがい施設は満水状態。

それで各地で放水が始まっているところに、引き続き降雨、豪雨、集中豪雨のパレードが続くわけですから、排水が追い付かず、洪水被害、冠水被害が生じるのは当たり前。

 

一昨日も、バンコクや周辺地域で土砂降りがあり、各地で洪水が発生しました。

 

 

土砂降りは、まだ数日続くと予測されており、バンコク都庁は「従業員に在宅勤務を薦めるか、あるいは終業時刻を早めて欲しい」と呼び掛けています。現実には、そういう融通が利く職場は限られてはおりましょう。

 

しかし、今回の悪天候を乗り切れば、雨季明けはもう目の前。

なんとかもう数日、この難局を乗り越えて無事に通勤を果たしたいと思います。