規制緩和だ、ニュー・ノーマルだ | 「アジアの放浪者」のブログ

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昨日6月12日、タイ政府の「Covid-19対策本部(CCSA)」が、15日から実施される規制緩和第4弾の内容について発表しました。以下、概要をお知らせします。

 

1. 「緊急事態宣言」は6月末まで継続。  ※これにより、政府が大きな権限を掌握したままになります。現在実施している国外からの帰国者に対する強制検疫隔離(14日間)や、感染の第2波が始まった場合、店舗の閉鎖命令など迅速な強制措置が行えます。

2. 夜間外出禁止令の解除、県境を超える移動の自由化(県知事による一部の個別規制を除く)

3. インターナショナルスクール、塾や語学学校、生徒数120人未満の公式学校の再開

4. 展示会、セミナー、大規模会議、劇場もソーシアル・ディスタンスに配慮したうえで再開

5. レストラン、フードコート、ホテルでの酒類提供の再開  ※パブ、バー、カラオケ店、ディスコなどの営業は不可

6. 古式マッサージとサウナ営業の再開 、但し1度に受け入れられる顧客数は制限される  ※個室浴場付きマッサージは不可

7. エアロビクスや団体競技など公園や運動場でのグループ運動再開、但し50人まで

8. 国内線機内でのソーシャル・ディスタンスの緩和  ※現行、中間席は空席としていますが、これが緩和され満席も可としました。但し乗機に際しての検温、機内でのマスク着用はこれまで通り。また、長距離バスやワゴン車の乗客は定員の70%未満としています。

 

おおよそは、こういうところでしょう。

更なる詳細は官報に掲示され、それを在タイ日本大使館の職員さんが訳して公表くれます(本当にありがとうございます)。

日本式居酒屋はレストランなのか、パブなのか悩む方もいるかもしれませんが、タイでは食事提供を主体とする店舗と、酒類提供を主体とする店舗とで登録手続きが異なります。つまみメニュー、〆メニューのある居酒屋なら、だいたいレストランとして登録しているはずですから、月曜日から酒類提供が可能となります。

 

さぁ、ずいぶんとノーマルに戻ってきました。実際には、ソーシャル・ディスタンス等の制約が残る「ニュー・ノーマル」ですが、フツーの生活の有難さが身にしみます。後は、海外渡航によるヒトの行き来がどうなるか。「トラベル・バブル」なるアイデアが浮上しておりますが、これは明日、記事にしましょう。

 

これでまた、友人と飲みに行くことができます。こっちから連絡しようか、あるいは向こうからの連絡を待つか。気持ちがそわそわしますね。でもここまで来れたのは、タイにいる皆さまのお陰様。中には仕事を失い、たいへんな思いをされている人がいます。そうした方々のことを思えば、喜んでばかりもいられないのですが…。でも飲みには行ってしまうことでしょう。本当にごめんなさい。