ビザンチンドリームを皐月賞に送る坂口智康厩舎
近年の直行ローテ流行りで
新馬or未勝利勝ち→重賞勝ち→皐月賞直行が
やたらと多い近年の桜花賞、皐月賞
重賞馬同士の対戦がほぼないまま
本番をむかえるので直接的な能力比較ができない
本番になれば経験不足を露呈して
思ったようには走らない
予想する側には
予想を難解にさせる要因でしかない直行ローテ
直行ローテで実績を残した厩舎や
リーディング上位の厩舎ならいざ知らず
実績も経験もほぼない厩舎の直行ローテ
どれほどの自信を持って臨むのかわかりませんが
個人的な思いとしては試走でも構わないから
ステップレース1走くらい
使ってもらいたいと思う今日この頃
直行ローテ乗っかり組の
坂口智康厩舎ビザンチンドリームが本番を迎えます
坂口智康調教師は
父がエイシンサンサン・エイシンヒカリなど
栄進牧場生産、平井豊光オーナーの
冠名エイシンの馬で多数の重賞を勝った
坂口正則調教師
伯父がマヤノトップガンの坂口正大調教師
という完全な調教師家系
父の元で厩務員、調教助手を経て
父の定年引退で厩舎を引き継ぐ形で2019年開業
同年父から引き継いだゴールドクイーンで
地方交流のかきつばた記念を制した後が
あまりパッとせず
キャリアが正味5年と
キャリアが浅いということもありますが
これまで中央重賞は障害の1勝
ビザンチンドリームのきさらぎ賞が
初めてのJRA平地重賞勝利
現在のオープン馬は障害の2頭と
きさらぎ賞を勝ったビザンチンドリームのみ
まだまだ若手ではあるものの
これまで目立った活躍馬もなく
2020年6勝から15勝、14勝、14勝と
目立つ成績もなく
今年もいまだ2勝
ただしその内の1勝が
ビザンチンドリームのきさらぎ賞
社台グループとの深い付き合いもないため
預託馬の大半が個人所有馬
ただ社台系の個人所有馬が毎年1頭づつくらい
預託されてきており
現5歳スワヤンプナード(吉田勝己氏所有)
現4歳エクローサ(吉田千津氏所有)
現3歳ビザンチンドリーム(吉田和美氏所有)
その毎年1頭づつの社台グループ馬
数少ないノーザンファーム生産馬が
厩舎初の大ヒットを飛ばしたという状況の
現在の坂口智康厩舎
坂口智康厩舎の重賞成績
ただし、この大半が障害のため
これを平地に限定すると
1.0.1.10
ビザンチンドリーム以外ほぼ実績なし
正直なところ厩舎としては
GⅠレベルで買える厩舎ではない
というのが現時点の実情
ほぼ平地重賞に出ることすら稀な厩舎に
社台グループから何かすごい可能性を秘めた
原石が預けられたという状況の坂口厩舎
今後、社台系との絆を強めるためには
是が非でも好走してほしい
という思いは強いであろうことは
想像に難くありませんが
とはいえ厩舎としてはほぼ実績ゼロのため
ビザンチンドリーム自身の
競争能力をどこまで信じられるか
共同通信杯の位置取りとラップ