ヒップホップソウルを中山牝馬Sに送る
イクイノックスのおかげで厩舎名が
ブランド化している木村哲也厩舎
今週は金鯱賞にノッキングポイント
中山牝馬Sにヒップホップソウルが出走予定です
レガレイラが牡馬相手にホープフルSを制し
牝馬でも毎年のように有力な
クラシック候補を送り出している木村哲也厩舎ですが
すでに人気先行厩舎になってしまっているという側面もありますが
木村哲也厩舎の牝馬はたいていの場合人気ほどには走りません
木村哲也厩舎の重賞成績は
勝率12%、連対率26%と非常に優秀ですが
すでにこの時点で単勝回収率は
わずか54%
明かな人気先行ぶりです
これを牝馬に限定すると
異常に2着が多く
単勝回収率はさらに落ちて37%
勝ちきれなさを露呈しています
重賞で勝ちきれないながらも
重賞で好走を果たしている
木村哲也厩舎牝馬の活躍も
その中心は2,3歳の世代限定戦が中心で
4歳以上の古馬牝馬の場合
勝ったのはアヴェラーレの東京新聞杯と
プリモシーンの東京新聞杯のみ
つまり東京なら牡馬混じり古馬相手でも
勝てる要素はあるがなかなか勝ちきれないのが
木村哲也牝馬で
さらに中山に限定すると
そもそも厩舎の基本戦略が東京狙いの木村哲也厩舎
美浦の厩舎でありながら中山への出走そのものが
異様に少ないこともありますが
古馬牝馬で中山で勝った馬はいません
その中でヒップホップソウルだけが
なぜか中山メインで使われていますが
フェアリーS11着
フラワーC2着
紫苑S2着
ターコイズS8着
とそもそも勝っていません
何よりヒップホップソウル自身まだ1勝馬
すでに古馬牝馬との対戦となった
中山のターコイズSで8着に負けており
想定単勝5倍台とはいえ
ここで1番人気というのは違和感を感じざるを得ません
逆にこんな厩舎データを持ちながら
中山2000mGⅠを牝馬ながら牡馬相手に勝った
レガレイラがいかに特殊な存在かがわかると思います
ついでに金鯱賞のノッキングポイントについて
そのうち克服してくる馬も出てくるでしょうが
現段階では改修後の京都で勝ったのは1頭
決していいデータではありませんが
ノッキングポイントは新潟記念で
古馬相手に重賞を勝っており
古馬相手初戦のターコイズSで8着に負けた
ヒップホップソウルとは大きな違いです
古馬よりは2,3歳馬
牝馬よりは牡馬
のほうがより信頼性が高い
木村哲也厩舎のヒップホップソウル