ジャスティンパレスを菊花賞に送る杉山晴紀厩舎
栗東の7年目まだまだ若手の新鋭厩舎ながら
今年46勝リーディング5位
池江泰寿、中内田充正、須貝尚介などのリーディング上位組と並んでのこの成績は実質6年の実績では
驚異的な数字です
菊花賞のガイアフォースが1番人気8着
エリザベス女王杯のデアリングタクトが1番人気6着
と人気を裏切った半面
大阪杯7番人気アリーヴォが３着
宝塚記念4番人気デアリングタクトが3着
菊花賞4番人気ジャスティンパレスが3着
今年のGⅠを賑わせながら勝ちきれなかった
杉山晴紀厩舎
今年は
GⅠを賑わせながら勝ちきれてはいないものの
重賞5勝、すべて別馬での5勝はこの厩舎の
厩舎力の高さの現れです
今年届かなかったGⅠを有馬記念で
果たしたいところですが
前走菊花賞の馬の有馬記念成績は過去10年
3.1.2.7と悪くありませんが
勝ったのは
ゴールドシップ菊花賞１着
サトノダイヤモンド菊花賞1着
ブラストワンピース菊花賞４着
2着は
トゥザワールド菊花賞16着
３着は
キタサンブラック菊花賞１着
ワールドプレミア菊花賞１着
有馬記念で買える菊花賞組は基本的に
菊花賞勝ち馬だけで、菊花賞負け組の
巻き返しはブラストワンピースと
トゥザワールドのわずか２例
そしてこの２頭の共通点は
ダービー２番人気５着
春の時点である程度の評価と実績がある馬なら
菊花賞負けていても巻き返しの可能性はありますが
皐月賞、ダービーともに９着の
ジャスティンパレスは明らかに評価も実績も
この２頭には届いていないので
そこそこ人気になりそうですが正直厳しいでしょう
唯一買える材料は
鞍上のトム・マーカンド
ジャパンカップでデアリングタクトを４着に
持ってこれたのはマーカンドの手腕でしょう
その実績を買ってのマーカンドへの騎乗依頼
ですが
今のところ騎乗馬に恵まれていない部分も
ありますが
並みの日本ジョッキーより上手いのは
間違いありませんが
これまでの実績的には
人気通り走る傾向が強く
人気薄の馬が騎手によって一変した
という事例はまだありません
それでもすでに15勝
鮫島克駿と比べれば明らかに鞍上強化
ではありますが鞍上だけでの過剰評価は
控えたほうがいいでしょう
今年の菊花賞はダービー上位組が
こぞっていなかった菊花賞
昨年菊花賞を勝って有馬記念に臨んだ
タイトルホルダーすら
掲示板が精一杯だったこの舞台
菊花賞負け組は厳しいと言わざるを得ません
ここを勝てれば厩舎としては
超一流の仲間入りも夢ではないが
せめてアリーヴォかガイアフォースを
出したかったであろう
杉山晴紀厩舎のジャスティンパレス
