厩舎考察 池添学厩舎 ファンタジーS編 | 人気薄推しのめったに当たらない馬券簿

人気薄推しのめったに当たらない馬券簿

的中率重視の方は他の高的中率を誇る予想家さんの意見を参考にしてください。ここで紹介するのは、3着以内に届けばラッキー的な馬です。ご自身の軸馬の相手一角に入れておくと、ひょっとすると…w

アロマデローサとブトンドールを

ファンタジーSに送る池添学厩舎


ご存知池添謙一騎手の弟で

父は池添兼雄元調教師

 


栗東厩舎で開業9年

重賞9勝でGⅠ馬はいまだ出ていないという
若手調教師ですが
この厩舎の最大の特徴は
重賞の穴馬輩出厩舎

これまでの管理馬が

サラキア、ボンセルヴィーソ、カテドラルなど
かなりクセが強めの人気薄連対経験馬ばかり
というのが最大の特徴

厩舎トータルの数字で見ると
人気別の成績では
割と順当に人気通りに走る傾向しか見て
とれませんが

こちらが直近の池添厩舎オープン以上3着以内馬
の一覧



わかりますかねぇ
色なし人気、つまり4番人気以下が
やたら多く
中でも2ケタ人気が
勝てはしないが結構な数が馬券圏内に絡んでいる
ということがわかると思います

池添学厩舎のオープン以上の近6年実績
トータルで勝率10%、連対率20%と
あまり高くはありません

中でも、オープン以上で1番人気の場合

厩舎そのものが人気厩舎ではないので
そもそもオープン以上で1番人気なるケースが
少ない中で
勝率が3割切っており、連対率は40%未達と
簡単に言うと1番人気馬は
まあまあな確率で飛ばしている
ということ
確実性はさほど高くありません

一方でオープン以上4番人気以下

出走数が多いため一概に比較はできませんが
総出走187で42連対22.5…%、馬券内率は32%

つまり、オープン以上の1番人気は
そこそこ飛んで、人気薄になると馬券絡む
という厩舎傾向

厩舎代表カテドラルの成績



一番の特徴は出走数が多く
人気薄の時ばかり好走しているという点ですが
そもそものポテンシャルは高い馬で
デビュー連勝を飾っています
この高いポテンシャルが連続凡走で
評価を落としがちな上

アーリントンCはシュタルケ乗り替わりの上
逃げから追い込みへの戦法変更
東京新聞杯もルメールから田辺乗り替わりの上
先行から差しに変更
中京記念はGⅠ大敗からの距離コース変更の上
戸崎から団野への乗り替わり

いわゆる乗り替わりの上の位置取りショック
というやつですね

もう一例
代表馬の成績を見てみましょう
有馬、エリ女連続2着のサラキア



この馬もデビュー勝ちで
いきなりチューリップ賞を使われ
ラッキーライラックの4着になるくらいの
ポテンシャルは最初から見せています
が、なんとか秋華賞に出走させたかった
のでしょうが3歳1月デビューで3歳時7戦

今思うと秋華賞アーモンドアイの4着は
良く走ったほうですよね

この馬も
白百合S池添から北村友一乗り替わりの上
差しから先行へ戦法変更
エプソムCも池添から丸山元気乗り替わりの上
逃げに戦法変更
オクトーバーSが丸山から石橋脩で逃げ
小倉日経が石橋脩から北村友一乗り替わりの上
先行から追い込みへ脚質変更

とにかく
レース使用頻度が高く成績が安定しない
好走するのは1.2戦というケースが目立つため
人気馬はそこそこ飛ばすケースがある

また、
特に負ける時は2ケタ着順も少なくないため
人気にならない上
鞍上弱化と思われる場面で脚質、戦法変更を
かけてくるため作戦がハマった時に穴をあける
という構図で
もう一頭の代表馬ボンセルヴィーソも
乗り替わりが多く
成績の安定しない代表みたいな馬です


つまり
馬券の狙いとしては
連勝で人気の時は疑ってかかり
大敗後の乗り替わりで厩舎コメントで
作戦変更を匂わせた時が狙い目
作戦がハマるかどうかは運次第

そういう厩舎です

そこで今回の京王杯2歳S
よりによってといいますかなんというか
池添厩舎の連勝馬が想定1番人気、2番人気

間違いなく調子の見極めがカギですね

過去傾向からすると
こういう馬が連続凡走して人気を落として
春先に復活してくるというのが
これまでのパターンです

個人的には
ここでは凡走してもらって
サラキアまでとはいかなくても
カテドラルのような穴馬に育ってくれると
いいなぁと願う池添学厩舎の
アロマデローサとブトンドール