ベレヌスで中京記念を逃げ切り
ガイアフォースがセントライト記念で
アスクビクターモアを差し切った杉山晴紀厩舎
今週は
オールカマーにデアリングタクト
神戸新聞杯にジャスティンパレスを送ります
先週のガイアフォース
昨年9月デビューも骨折から今年3月復帰
からの重賞制覇
デアリングタクトは牝馬三冠後、骨折により
一年の休養からの安田記念6着、宝塚記念3着
しかも、ディープボンドをかわして
例年なら勝ち負けレベルの2.10.3というタイム
驚いたのとともに
厩舎の休養明け後の調整力の高さには
驚かされました
さらにガイアフォースの勝利は厩舎にとって
2つのマイナス材料を克服したという点で
大きな勝利でした
ひとつは昨年のアリーヴォも
ガイアフォースと同じ小倉の1勝C国東特別の
勝ち馬でした
アリーヴォは順当に2勝Cを使い、勝って
菊花賞に格上挑戦しました
そのため、菊花賞後、再び小倉の裏街道での
賞金積み上げ作業が必要になりましたが
今年、ガイアフォースは国東特別から
格上挑戦でセントライト記念を勝てたことにより
実質今年3月デビューの馬が9月時点で
オープンまで勝ち上がったことになり
この後のローテーションはかなり選択肢が増え
ゆとりができました
アリーヴォの経験を活かし厩舎がスキルアップ
した結果といえるでしょう
そしてもう一点が
厩舎とは関係ありませんが
さらに言うと中山実績がまるでなかった
キタサンブラック産駒が
中山重賞獲ったという点でも
大きな勝利でした
そんな訳で厩舎として克服すべき課題の多かった
ガイアフォースのセントライト記念で
多くの課題を克服したことで
今週のデアリングタクトの結果にもつながって
くるであろうというところです
が、デアリングタクト自身
ここは絶対に勝たなければならない
というレースではないだけに
感触と手応えさえつかめれば
いい競馬をして3.4着なら十分
ということを含め、無印は無謀だが
馬券外でも不思議ではない
という立ち位置でしょう
厩舎的には神戸新聞杯の
ジャスティンパレスのほうに好走してほしい
と願っていることでしょう
ホープフルS後、皐月ダービーともに9着ですから
賞金加算なくても菊花賞には出られる立場ですが
ここで凡走では菊花賞がかなり厳しくなるので
厩舎としては結果を残して欲しい場面です