出版ついて最初に知っておくべき5つのリスト | 編集者の売れる企画と本のつくり方
出版するといってもよくわからないですよね。
業界についても、どうすれば本を出せるのかも、
よくわからなくて道に迷ってしまうかもしれません。
本について最低限知っておくべき、考えておくべき5つのリストを
チェックしてみてください。
❏出版社と編集者
出版社には得意不得意があります。
ビジネス書が得意な出版社、実用書が得意な出版社、
新書が得意な出版社、ロングセラーが得意な出版社、
新刊の爆発力がある出版社、売り伸ばしが得意な出版社。
編集者にも得意不得意があります。
それらを確認してみましょう。
個別の出版社を挙げると少し問題がありますので、
このブログの場でお伝えできません。
でもあなた個々人でもアタリをつけることができます。
出版社ごとのヒット作、出版物の傾向を見てみればわかるはずです。
編集者は、聞いてみればいいでしょう。きっと教えてくれます。
得意なところ、得意なジャンルで出したほうが勝率は上がりますので。
❏タイトル決定権
タイトルの決定権は出版社にあります。
ただし、著者の意見も当然聞いてくれますし、
著者が本当に付けたいタイトルは出版社も無下にはしません。
売れるかどうかはタイトルが9割と言っていいほど、重要です。
著者であるあなたも徹底的に考えましょう。
❏印税について
作家さんに支払われているのは著作権印税です。
5%~10%が一般的な印税と言われています。
どんどん制作費が少なくなっているので、場合によっては
4%などの場合もあるかもしれません。
この辺りのルールは、出版社によって全然違います。
一般的には、初めて本を出す著者、知名度がない著者の方は
5%~7%くらい。
売れている作家で10%くらいだと思います。
実売と刷り部数で計算されるところもあります。
覚えておくべきなのは、売れなければ出版では稼げないということ。
ベストセラーになればそこそこの印税になりますが、
売れなければ、数十万で終わりです。
だからこそ最初にあげた目的が大事になってきます。
❏企画について
まず最低限必要な企画とはどんなものでしょうか?
・誰が
・何を
・誰に
がなければ企画とは呼べません。
誰が、では「どんな専門家が」。
何を、では「どんな内容を」。
誰に、では「●●で困っている人に」
これが基本です。
でもこれだけでは通りません。
・仮タイトル
・本当に需要があるのか
・本が出た時に何ができるか
この3つも抑えておきましょう。
この3つは出版社の肩を押すもの。
「この本ならいけるんじゃないか」と思わせるポイント
です。
基本の3ポイント、肩を押す3ポイント。
このすべてが魅力的であるか、チェックしましょう。
あなたの企画はどうですか?
❏出版の目的
あとこれは自問することです。
それはあなたが出版する目的。
・本を出すことが目的ですか?
・売れる本を作ってベストセラー作家になることですか?
・自分のビジネスのブランディングが目的ですか?
ベストセラーが目的なのか、
本を出すこと自体が目的なのか、
自分の中で整理しておいたほうがいいでしょう。
狙うべき企画、出版社にも違いが出てきます。
目的次第でとるべき戦略も変わってくるはずですから。
この5つのリスト覚えておき、目的を明確化しておきましょう。