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出版したいという人は多くいらっしゃいます。
でも、自分が書けるもの、書きたいものを言ってくる人が本当に多いです。
「何が何でも出版したい」
と思っている人ほどそうなってしまうようです。
でも残念ながら、なんでもいいから本を出せればいい、
という人は出版してみて失敗に気づきます。
「売れなければ意味が無いんだ」
と。
考えてみれば当然で、本は毎日大量に生まれています。
一般的には、毎日新刊が200冊書店に届くと言われているほど。
だから実際、多くの新刊は売れず、読まれずに返されてしまいます。
売れるものと売れないものは何が違うか?
ヒトコトでは言えないのですが、
絶対に考えておくべきこと、重要視すべきことがあります。
それは
「本のニーズ」
です。
単純に「ニーズがあるかないか」ではありません。
「本としてニーズ」があるかどうか、です。
「本のニーズ」と「一般のニーズ」が違うことに気づかなければいけません。
たとえを挙げましょう。
本はコンプレックス産業です。
誰かの悩みや深刻な問題を解決してくれる情報=求められている情報。
多くの人が深刻に悩んでいる=ニーズがある
と捉えられます。
たとえば、「体臭、口臭に悩んでいる」というニーズがあります。
体臭や口臭に悩んでいる人にとって、大きな問題でしょう。
デオドラント系の商品、口臭対策グッズなどの市場もあります。
じゃあ、
「体臭や口臭を消す方法」という本があったら売れるでしょうか?
「体臭や口臭を消す方法」という本があったら売れるでしょうか?
どう思いますか?
残念ながら売れません。
分析のしようはいくつもあります。
とにかく現実として、
これまででている本で売れている本はまったくないのです。
これまででている本で売れている本はまったくないのです。
つまり「ニーズはあるが、本としてのニーズはない」のです。
では「本のニーズ」はどうやって見極めればいいでしょう?
一番手っ取り早いのは、書こうとしている本のテーマ(ジャンル)で、
すでに売れている本があるかないか、です。
口臭や体臭をテーマにしてベストセラーになった本、
というのは聞いたことがないはずです。
実際売れていませんから。
でも1つでも売れている本があれば、本としてのニーズはあると見極められます。
売れている本があるかないか、見極めるのが難しいという人もいるでしょう。
いい方法があります。
それは書店に行って、自分が書くテーマの本を探して下さい。
その本の奥付と呼ばれる
その本の奥付と呼ばれる
最後にある基本情報が書いてあるページを見ることです。
そこには「刷数」が書かれています
(一部、書かれていない本もあります)。
(一部、書かれていない本もあります)。
刷数は、何回増刷したかの記録です。
「●月●日 初版発行」と書かれています。
発行日から3ヶ月位上たっていて、それしかかれていなければ、
売れていないと考えていいでしょう。
売れているものは
「3刷発行」
「5刷発行」
「10刷発行」
など書かれているはずです。
それらを見て、あなたが書こうとしているテーマに
「本としてのニーズがあるかないか」を見分けていきましょう。
「本としてのニーズがあるかないか」を見分けていきましょう。