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「ビジネス書は文章力なんていらない」
みたいなことをいう人がいます。
実際、ライターが語り下ろしでつくられる本も
多いからそういう人がいるのも理解できます。
しかし、私はそうは思いません。
あたり前だけど本来、本は著者が書くべきものであり、
著者が言葉を紡ぎ、事例や些細な描写、
ノウハウよりも本当に伝えたいこと
それらを著者自身が書くことで、より伝わるいい本になるからです。
だから本を書く人は文章力を上げてもらいたいと思っています。
一番手っ取り早く文章力を上げる方法、
それは「他の人に文章を読んでもらうこと」です。
単純といえば単純ですが、これが一番いいと思います。
今の時代、ブログやメルマガがありますから、
読んでもらっていると思うかもしれませんが、
そうではなく、しっかりと批評、意見をもらえるかが大事です。
ブログの読者はいちいち、あなたの文章について
細かく意見や感想をくれるわけではありません。
厳しい意見も含めて、しっかりと指摘してくれる人をみつけるのです。
奥さんや恋人、友達や信頼できる人……だれでも構いません。
自分自身では結局客観的になんてなれません。
最初は不快な思いもするかもしれませんが、是非やってみてください。
そのとき、大事なことがあります。
それは意見や感想をもらう相手を
「1人」にするということ。
複数いるということは、編集者が複数いるのと一緒です。
監督が何人もいるのと同じで、
いろいろな意見に振り回されてしまうはずです。
誰か「1人」信頼できる人を見つけて、
あなたの書いた文章をしっかりと批評、批判してもらいましょう。