「デザグラの記録なんて見てどうするつもりですか?」

“グランドエンド”。
ベロバやケケラですら顔を曇らせるその言葉は、
DGPがこの世界から撤収することを意味する。

スエルはデザイアロワイヤルを運営しているように見せかけていたが、
ライダー達はただ無益に争わされ、見せ物にされていただけであった。

英寿は運営から母を取り返すべく奮闘するが
スエルという圧倒的高次の存在に軽くあしらわれてしまう。

このままでは母を取り返すことはおろか
運営に一矢報いることすらできなくなるのも時間の問題。

窮地に追い込まれた英寿の心が粉々に砕け散りかけたその時―。

 

See ya...:)